New Entry Period–March ’73

All Songs from American Top 40

volume 6: New Entry Period–March ’73

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Entry Number,Title-Artist
New Entry Date : Chart Action from new entry
(Points/Total points of the artist)

0129 Break Up to Make Up-Stylistics73.03.03 : 22,18,11,9,6,5,8,16,23(523/897)

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邦題「涙の誓い」。スタイリスティックスを象徴するスローバラードで涙を誘う。女性的なファルセットボイスが印象的。

0130 Call Me (Come Back Home)-Al Green
73.03.03 : 28,23,16,13,11,11,10,18,34(433/1191)
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リフレイン部分の哀愁を感じるコーラスが非常に印象的で、アル・グリーンの声にソウルを感じる。アル・グリーンの良さはこうした曲にある。名曲。

0131 Stir It Up-Johnny Nash
73.03.03 : 36,30,27,24,19,16,13,12,13,24(428/1768)
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前作の大ヒットの余韻をかって、結構地味な曲だったが、そこそこヒットした。

0132 Kissing My Love-Bill Withers
73.03.03 : 38,35,32,31,35(134/541)
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まぎれもないビル・ウィザースの張りのある声なのだが、前作にもまして地味な作りになった。やはり、「Lean On Me」のようなドラマのあるバラードで勝負をするべきだったのではないか。

0133 Good Morning Heartache-Diana Ross
73.03.03 : 39,36,34,37(98/98)
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映画「ビリー・ホリディ物語(Lady Sings the Blues)」から。当時、”もちろん”私はビリー・ホリディがどれほど偉大か知らなかった。だからなんの感情もなくこの曲を聞いていたのだが…

0134 Soul Song-Joe Stampley
73.03.03 : 40,37,38(68/68)
タイトルはソウル・ソングだがほのぼのと明るいカントリーである。

0135 Sing-Carpenters
73.03.10 : 31,18,11,9,7,5,3,3,9,16,24(707/707)
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言わずとしれたセサミストリートの曲であり、日本でも有名である。カレンの英語こそ、英語学習に最適な題材であり、この曲はおそらく50年は歌い継がれていくであろう。本当に惜しい人をなくしたものだ。

0136 Masterpiece-Temptations
73.03.10 : 34,25,22,18,14,11,8,7,11,25,40(520/1377)
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前作「パパ・ウォズ・ア・ローリングストーン」の音楽的手法をさらに一段進めた、アルバム・バージョンでは13分にも及ぶ作品で、そのほとんどがインストゥルメンタル・パートからなっている(シングルとしては歌の入っている部分が中心)。今聞いても非常に斬新で、Norman Whitfieldの音楽的思想が大きく結実している。

0137 Hello Hurray-Alice Cooper
73.03.10 : 38,35,35(75/259)
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このころのアリス・クーパーの曲のなかでもこれは、とりわけ猟奇的な作りになっている。シングルとしては不向き。

0138 Master of Eyes-Aretha Franklin
73.03.10 : 39,37,34,33,36(126/126)
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Queen of Soulとしてソウル界で大きな地位を確立しているアレサだが、「Respect」「I Never Loved a Man」など連続ヒットを飛ばした67年から70年代前半までが前期黄金時代、その後しばらく低迷するが、85年に突如「Freeway of Love」が全米3位までのぼる大ヒットとなり後期の黄金時代を迎える。それにしても、70年代前半までは、こうした「どソウル」がナショナル・チャート上でも大きな地位を占めていたことは今から考えると驚きである。

0139 Peaceful-Helen Reddy
73.03.10 : 40,33,30,26,23,20,17,14,12,23(393/1523)
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ヘレン・レディのこのころのヒット曲にはいい曲が多いとつくづく思う。この曲も非常に地味でシンプルな曲だが、耳に残る曲である。

0140 Tie a Yellow Ribbon Round Ole Oak Tree-Dawn
73.03.17 : 29,19,13,6,3,1,1,1,1,2,4,5,7,10,18,25,28(1647/1647)
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この年の年間第1位に輝く曲であり、特に日本では映画「幸せの黄色いハンカチ」という形に再アレンジされたため、内容も有名である(ただし、曲を知っている人はそれほど多くない)。3分間でつづる人生のドラマ、最後のところではホロリとさせるこの楽しさこそポップスの魅力といえよう。

0141 The Night the Light Went Out in Georgia-Vicki Lawrence
73.03.17 : 30,16,10,1,1,2,4,5,8,12,16,23,23,26(1122/1122)
物悲しいメロディに乗せてストーリー性の高い歌詞が歌われる。一枚のシングルとしての完成度がきわめて高いこの曲は、10位からいきなり1位になった。Vicki Lawrenceは本来はテレビのショー番組で人気を博していた。

0142 Little Willy-Sweet
73.03.17 : 36,32,25,20,12,7,5,3,3,3,7,8,24,23,37(882/882)
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イギリスのロックグループで、アメリカではこの曲が出世作。そのころ日本、イギリスでは「ブロックバスター」がヒットしていた。全米のTop10ヒットは全部で4曲あるが、どれも完成度が高い。同じ頃、イギリスではSladeがヒットを飛ばして、Sweetとライバル視されていたが、Sladeのアメリカでの成功は84年まで待たなければならない。

0143 One Less Set of Footsteps-Jim Croce
73.03.17 : 39,38,37(69/367)
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ジム・クロウチの良さは、こうしたフォーク色の強い地味なナンバーによく現われているような気がする。邦題「朝の雨音」は、この曲の雰囲気をよく伝えている。

0144 Cook with Honey-Judy Collins
73.03.17 : 40,36,32,32,35(130/130)
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この時点ですでに「Both Sides Now」「Amazing Grace」をヒットさせているが、一貫して固い印象をもつフォークシンガーだった。この曲は、その中でもインパクトが弱い。

0145 The Cisco Kid-War
73.03.24 : 26,21,10,6,4,2,2,4,15,24,33,32(779/1234)
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圧倒的な迫力をもって迫ってくるWarの最高傑作である。73年ですでにこれだけ斬新なサウンドを完成させ、今聞いてもまったく古くさくない。

0146 Twelfth of Never-Donny Osmond
73.03.24 : 29,23,18,15,10,8,8,10,21(472/688)
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「Go Away Little Girl」と並び、ダニーのソロの作品では代表的な曲。センチメンタリズムを感じさせる内容に、彼の若く甘い声がよく合っている。

0147 A Letter to Myself-Chi-Lites
73.03.24 : 39,38,34,33,40(121/121)
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72年に「Oh,Girl」のNo.1ヒットを放ったあと、長期低落傾向を続けたが、73年には2曲のTop40ヒットを記録した。いかんせん地味な作りのため、日本ではまったく注目されなかった。(でも邦題「自分自身に出す手紙」でシングルになっている。)

0148 Daisy a Day-Jud Strunk
73.03.24 : 40,40,35,27,24,21,18,15,14,20(373/373)
邦題「ひなぎくのバラード」。毎日1本ずつ君にひなぎくを送ろうと歌うこの曲は、古き良き時代のフォークの面影を残した覚えやすいメロディでヒットし、コレクターズ・アイテムになった。Jud Strunkには、この曲のほかに50位代で止まった曲が2曲ある。

0149 You’re the Sunshine of My Life-Stevie Wonder
73.03.31 : 29,25,17,11,6,4,2,1,5,6,8,17,32(962/1962)
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前作「迷信」とはがらりと変わった優しい曲で、見事V2を飾った。本当に73年のスティービーの活躍は素晴しく、彼のアーティスト生命の中でも特筆されるべき充実した年だといえる。

0150 Walk on the Wild Side-Lou Reed
73.03.31 : 31,28,24,19,16,16,20,32(315/315)
でました、退廃のルー・リード。ボウイのプロジュースによるこの曲も、充分に「らしい」曲だが、最高傑作はアルバム「ベルリン」だと思う。都会生活者の憂鬱に浸りたいときにお勧め。

0151 Stuck in the Middle with You-Stealers Wheel
73.03.31 : 34,24,19,13,9,7,6,8,13,15,18,21,35(666/666)
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あの「Baker Street」のGerry Raffertyがリーダーとして在籍していたグループで、スカスカした高音のボーカルはそのまま。サビの落としどころが印象的な曲。

0152 Wildflower-Skylark
73.03.31 : 39,31,26,20,17,13,12,10,9,13,16,19,25,33(634/634)
コレクターズ・アイテムとして知る人ぞ知る名曲である。哀愁を帯びたドラマチックな曲展開とボーカル、印象的な歌詞と、何をとっても超1級の出来映えである。このグループはカナダ出身だが、この曲が唯一のHOT100ヒットである。オムニバスCDで入手可能。

0153 Drift Away-Dobie Gray
73.03.31 : 36,29,21,15,11,6,5,7,8,11,12,15,22,27,36(773/773)
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スカイラークの「Wildflower」とほぼ同時期にヒットしたこの曲は、同じような雰囲気を持ちながらもよりソウルフルなバラードに仕上がっていた。ミュージシャンとしての心の解放について歌っている。

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