New Entry Period–June ’73

All Songs from American Top 40

volume 9: New Entry Period–June ’73

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Entry Number,Title-Artist
New Entry Date : Chart Action from new entry
(Points/Total points of the artist)

0193 Kodachrome-Paul Simon73.06.02 : 28,17,9,7,5,2,2,5,7,21,38(754/754)

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無条件に明るいポップス・ナンバーで、コダックという製品ブランド名を堂々とタイトルにフューチャーして話題になった。2位止りの中でも非常に惜しいチャートアクションだった。

0194 Daddy could Swear, I Declear-Gladys Knight & the Pips
73.06.02 : 38,35,32,24,22,19,24,39(257/1071)
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この年、モータウンからブッダに移籍した彼等だが、これはモータウン(レーベル名はSoul)での最後のTOP40ヒットとなった。(モータウンではこのあとも2曲シングルをTOP100には送り込んでいる。)「悲しいうわさ」以来の雰囲気を残す作品。

0195 Bad Bad Leroy Brown-Jim Croce
73.06.02 : 31,26,20,14,12,5,3,1,1,2,5,6,10,13,21,37(1257/1624)
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「ジムに手を出すな」よりさらに明るく、ギャングのボスを歌った作品。邦題「リロイ・ブラウンは悪い奴」。日本ではまだまだ無名な頃で、この曲が全米No.1になってからもほとんど顧みられなかった。

0196 Shambala-Three Dog Night
73.06.02 : 36,19,14,11,10,7,4,4,3,10,14,19,28(792/1180)
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この曲で歌われた「シャンバラ」は、まさに「あの」シャンバラのことで理想郷への思いを歌っている。ただ、ここには宗教のにおいはなく、現実の人々の心の中で理想郷を育てて、すこしでもよい社会を作っていこうという、むしろ社会へのメッセージが感じられる。

0197 Back When My Hair Was SAhort-Gunhill Road
73.06.02 : 40(21/21)
40位1週のみの曲の中でもとりわけ貴重盤に属してしまう曲で、フォーク・ロック系の覚えやすい曲だったと思うが、音が手元にないため、コメント不能状態である。

0198 Natural High-Bloodstone
73.06.09 : 30,24,15,14,13,12,10,15,23,23,23,37(541/541)
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ソウル・ファンやチャートファンの間では非常に評価の高い曲で、地味なスローコーラスの曲なのだが、それこそ一種の宗教歌のような味わいがある。

0199 You’ll Never Get to Heaven (If You Break My Heart)-Stylistics
73.06.09 : 36,29,23,23,27(167/1064)
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「僕を傷つけたりしたら、君は天国にいけないよ」という、なんとも、なんともな内容をもつ困った曲である。スタイリスティックスらしいといえば、あまりにらしい曲ではある。せめてもう少し明るくやってくれるといいのだが。

0200 Behind Closed Door-Charlie Rich
73.06.09 : 38,31,28,20,18,16,15,27,29,29,36,36(424/424)
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60年と65年にそれぞれ1曲ずつTOP40ヒットを持ち、この間もカントリー界では押しも押されもしないスターの座にあったCharlie Richの初のミリオンセラーであり、これから74年にかけ、一挙に人気に火がついたきっかけとなった曲である。曲の内容は、なかなかセクシーでさえあり、大人のリスナーに幅広く受け入れられたのではないか。なお、95年に彼が他界していたことをつい最近知った。当時から彼のファンであり、3枚のアルバムを持っているだけに悲しかった。

0201 Boogie Woogie Bugle Boy-Bette Midler
73.06.09 : 39,30,21,18,14,14,8,8,16,30,34(493/902)
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この曲の印象は鮮烈だった。オールドタイム風の味付けもこの曲に関しては受け入れやすかった。(1941年のヒット曲のリバイバルである)長い間、歌手としてのBette Midlerは、この曲の印象で語られていたと思う。なお、アルバム「Divine Miss M」の約半分はBarry Manilowのプロデュースだが、この曲も、一つ前の曲も彼の担当ではない。

0202 Smoke on the Water-Deep Purple
73.06.16 : 35,20,17,11,8,7,4,4,6,12,23,40(689/689)
これを知らなければモグリと言われるほどハードロックの世界では伝説的なスタンダードナンバーである。ジャッ、ジャッ,ジャーンというイントロのリズムギターの刻みのソリッドさから曲の題材、間奏部でのリッチーのギターソロ、イアン・ギランのボーカルと、何から何まで劇的である。こういうのが混ざっているときのヒットチャートは格段に楽しくなる。

0203 Yesterday Once More-Carpenters
73.06.16 : 38,16,13,8,6,3,2,5,8,15,26,35(755/1462)
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これを知らなければモグリと言われるほどポップスの世界では伝説的なスタンダードナンバーである。というより日本ではこれが一番売れたので、知らない人のほうが少ないであろう。しかし、私自身はこの曲にはほとんど何も感じない。当時、2位止りにしたアメリカの見識に拍手したほどである。(アルバム「Now and Then」自体も「A Song for You」に比べるとそれほど好きではない。)まあ、あれだけ毎日聞かされたら、そうなってしまうのも無理ないか。

0204 So Very Hard to Go-Tower of Power
73.06.16 : 39,27,24,22,19,18,17,25,26,28,39(396/396)
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名曲。フィラデルフィア・ソウルの感性にあふれるボーカル、ロック色のあるブラス・セクションが見事に融合し、「君を幸せにできなかったことが心残りさ、本当に行くのが辛いよ」というこの悲しい内容の歌におおらかな生命を与えている。そう、これは兵士として旅立つ若者の歌。間奏のフリューゲルホーンが実に印象的に響く。

0205 Diamond Girl-Seals & Crofts
73.06.16 : 40,29,21,17,13,11,6,6,16,18,24,26(575/1421)
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彼等としては珍しく、「売れ線狙い」に出て、見事にヒットさせた曲。日本では過小評価のきらいが強いが、アメリカでは連続して上質のシングルヒットを重ねていた。(Americaもそうだが、こうした「曲の良さ」で勝負するアーティストは、少し曲の水準が落ちるとたちまちヒットがなくなっていくのが辛い。その点、アイドルは強いわ。)

0206 Money-Pink Floyd
73.06.23 : 33,26,20,17,14,13,18,21,37(373/373)
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いつまでもHOT200にランクされ続けたアルバム「狂気」から、彼等には珍しいシングル・ヒット。アルバムでは異色の曲で、この曲のあとからアルバムのクライマックスが始まる。やっぱりアルバム・アーティストだと思うが、この7年あとにあの「Another Brick…」が大ヒットしてしまう。その後も彼等のグループとしての活動は続いている。時代を先取りしてきた部分が大きいという点では本当のプログレッシブ・ロックグループであるといえよう。

0207 Give Your Baby a Standing Ovation-Dells
73.06.23 : 38,34(50/50)
ファルセット・ボイスと低音のボーカルの掛け合いで、この上なくドラマチックな世界を作り出している。チャート在籍期間は短かったが印象的な曲だった。ミリオンセラーを記録している。

0208 Satin Sheets-Jeanne Pruett
73.06.23 : 39,36,35,28,28(139/139)
お金持ちと結婚してしまい、昔の恋人が忘れられなくてサテンのシーツで毎晩泣いているという女のお話。

0209 Doing It to Death-Fred Wesley & the J.B.’s
73.06.23 : 40,28,24,22,25,34(193/193)
イントロのサクサクしたギターのリズムの刻みから思いっきりカッコいいファンクナンバー。ジェイムス・ブラウンのサウンドそのものだが、ここでは、インストゥルメンタル・パートの重厚な音造りを重視している。

0210 Monster Mash-Bobby Boris Pickett & the Crypt-Kickers
73.06.30 : 31,26,20,16,12,12,10,13,13,22,25,31(553/553)
62年のNo.1の再ヒット。オカルトタッチのコメディ・ナンバーで、のりのよいサウンドだったのが再び受けた要因だろう。なんらかの映画、TVで取り上げられたと思われるが、手元に資料がない。

0211 Misdemeanor-Foster Sylvers
73.06.30 : 32,30,25,23,22,32,33,40(251/251)
軽快なポップ・ナンバーでジャクソン5のスジを狙い、ある程度成功した作品。その後、「Boogie Fever」などの大ヒットを放つファミリー・グループ「Syslers」の再年少のFoster君のソロ。当時まだ11才。

0212 I’ll Always Love My Mama-Intruders
73.06.30 : 39,38,38,36,40,#,40(155/155)
スピナーズに似合いそうな明るく覚えやすいメロディを持つ曲。プロデュースはGamble-Huff。Intrudersは、68年に「Cowboys to Girls」のTOP10ヒットを持つソウル・グループで、キャリアは非常に長い。

0213 Time to Get Down-O’Jays
73.06.30 : 40,33(49/1055)
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O’Jaysのシングルにしては重く、メロディも覚えにくい。どうしても「Love Train」のような曲を期待してしまう。ただ、彼等のアルバムには比較的重いテーマの曲が多い。

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