New Entry Period–January ’74

All Songs from American Top 40

volume 16: New Entry Period–January ’74

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Entry Number,Title-Artist
New Entry Date : Chart Action from new entry
(Points/Total points of the artist)

0331 Jungle Boogie-Kool & the Gang74.01.05 : 37,28,22,18,14,10,8,6,5,4,7,10,13,19,25,36(869/1031)

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Kool & the Gangがソフィスティケートされる前の代表作。圧倒的な迫力でワイルドに迫ってくる。アルバム「Wild & Peaceful」は、同じ時代のWarに匹敵する凝縮感のある作品といえよう。

0332 American Tune-Paul Simon
74.01.05 : 39,35,37(72/1713)
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知る人ぞ知る名曲である。困惑するアメリカの中で、それでもひた向きに生きていこうとするPaul Simonの詩が心を打つ。「僕は死を夢見た」というつぶやきから「自由の女神がはっきりと見える高みを目指したい」というこの内的世界は、ポップスの描いた歌詞の中で一つの究極点にあると思える。この曲に影響を受けたアーティストも多いはずである。

0333 If We Make It Through December-Marle Haggard
74.01.05 : 40,32,28(83/83)
1月に入ってからTOP40入りをはたしたこの曲はカントリー界のスターであるMarle Haggardの唯一のTOP40ヒットでもある。ポップでほのぼのとしたこの曲自体の魅力も大きかった。

0334 Americans-Byron MacGregor
74.01.12 : 33,17,10,5,4,6,12,21,30(513/513)
全編語りからなるこのレコードは、カナダ人からみたアメリカの進むべき道というか、アメリカへのオピニオンを語ったものである。全体的にその後のアメリカの保守化、右傾化を暗示するような内容で、FENでは放送禁止に指定されていた(日本を名指しで攻撃していたためか)。さすがに中学2年だった私には理解不能な部分が多く、その後も、これに関しては収集する気にもなれずに今日に至っているので、細かな部分まではいまだに良くわからないのが正直なところである。

0335 Joy,Part 1-Isaac Hayes
74.01.12 : 36,33,31,30,30(145/190)
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Issac Hayesの本領発揮ともいえる、重くオドロオドロしい雰囲気を持った曲である。

0336 Rock On-David Essex
74.01.12 : 40,32,24,17,13,10,8,6,5,8,12,16,17,30(734/734)
邦題は「ロックにすべてを」だが、曲の雰囲気、内容はアングラムードいっぱい。本当に彼が「ぼくってそうなの」かどうかはわからないが、多分にホモセクシャルを示唆する内容であることは疑いない。なんといっても「ジェームス・ディーンという女の子に夢中」だからね。なお、彼の第2弾「Lamplight」(魔法のランプ)も同じような妖しさにあふれていたが、こちらはアメリカではTOP40入りをのがした。

0337 Let Your Hair Down-Temptations
74.01.12 : 38,30,27,31(118/1636)
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この曲もこの頃のテンプスらしく、わかりにくい曲である。ただ、この時点でもモータウンのトップスターであることには変わりなく、広告宣伝量はたいへんなものだった。(特に前の年、大物が何組か他レーベルに流出したこともあり、モータウン自体が過渡期になっていたことも確か)

0338 Put Your Hand Together-O’Jays
74.01.12 : 39,29,22,18,15,13,11,10,15,27,35(482/1537)
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やっぱりO’Jaysはこうした「Love Train」路線がいいなあ、と思ってしまう。内容の深さも感じさせる曲であり、アルバム「Ship Ahoy(暁光の船出)」は日本でもかなり話題になった。

0339 Midnight Rider-Gregg Allman
74.01.19 : 36,32,25,22,20,19,27,40(270/270)
ソロアルバム「Laid Back」は、日本の音楽評論家からは、「ただ、疲れているとしか思えない」などと酷評されたが、独特のゆったりとした雰囲気にひたれる魅力的な作品だった。

0340 I Love-Thom T. Hall
74.01.19 : 38,30,23,19,15,13,12,16,28(385/385)
74年前半は、確かにカントリーの当たり年といっていいだろう。Marle Haggardに続き、この曲も大きく当たり、人々の心を暖めたのである。もちろんCharlie Richの功績が大きいのだが(それにしても本当に惜しい人をなくしたものだ)、それぞれの曲自体の魅力も大きく、単なるブームで片付けてしまうのは惜しい。

0341 Baby Come Close-Smokey Robinson
74.01.19 : 38,37,33,29,27,34(168/168)
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この人のファルセット・ボイスは強烈で、やはり、かなりの生理的好き嫌いが出てしまうと思う。もちろん、ソングライターとしては、誰しも認める才能に輝く人なのだが。

0342 A Love Song-Anne Murray
74.01.19 : 40,35,29,23,19,17,14,12,22,31(390/1044)
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この時代(73~74年)の「実力派ポップス系女性シンガー」といえば、第1にHelen Reddy、第2にこのAnne Murrayをあげてもいいだろう。地味だがしっとりと聞かせる歌唱は、心を暖めてくれる。

0343 Americans-Gordon Cinclair
74.01.26 : 28,26,24,33(133/133)
Byron MacGregorバージョンよりも渋めの声で語っている。歌詞の内容が全く同じだったかどうかも不明である。(カントリー系でもうひとつバージョンが存在しているはず)

0344 Last Time I Saw Him-Diana Ross
74.01.26 : 33,27,21,17,14,16,27,33(316/1521)
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帰ってこない恋人を待ち続ける歌で、軽いタッチで歌われているため、健気さを感じさせる。ここまで「明るさ」を計算されると戸惑ってしまう。

0345 Jim Dandy-Black Oak Arkansas
74.01.26 : 34,28,26,25,28,39(186/186)
突発的な「燥」状態かと思うほどのノリの良さをかました曲。リード・ヴォーカリストが本当にJim Dandyという名前だったため、この曲を取り上げたオリジナルは57年のヒット曲)のだというエピソードがついていた。

0346 Boogie Down-Eddie Kendricks
74.01.26 : 36,19,14,9,7,4,2,2,4,11,15,28,40(847/2146)
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全米2週1位となった前作より、この曲の方がわかりやすいメロディをもった曲である。70年代も後半だったら、こちらがNo.1になったかもしれない。

0347 Abra Ca Dabra-DeFranco Family
74.01.26 : 40,37,34,32(101/912)
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やはり出来すぎの曲のあとは辛い。名曲「恋のハートビート」のあとでは並大抵の出来ではヒットは難しかったと思われるが、いくら何でも…というほど出来の良くない作品だった。

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