New Entry Period–May ’74

All Songs from American Top 40

volume 20: New Entry Period–May ’74

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Entry Number,Title-Artist
New Entry Date : Chart Action from new entry
(Points/Total points of the artist)

0407 Band on the Run-Paul McCartney & Wings74.05.04 : 22,14,7,5,2,1,5,6,8,17,15,26,40(945/4655)

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スローでしっとりとした前半部、緊迫感のあるリフを持つ中盤部、ストレートな曲調を持つ後半部と、3つのほぼ独立した曲が一つにまとまってドラマを作っている。前年の「Live and Let Die」でもこの手法はとられていたが、この曲で完成した感がある。

0408 For the Love of Money-O’Jays
74.05.04 : 32,23,19,15,11,10,9,13,23,26(481/2018)
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邦題は「緑色の神様」(アメリカのドル札が緑色だから、ってこんなのわからないぞ)。良くできた曲なのだが、やはり、O’Jaysには、「Love Train」のラインを追求して欲しいと思ったのは私だけではないはず。

0409 I’m in Love-Aretha Franklin
74.05.04 : 36,30,24,20,19,19,35,37(273/1666)
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タイトル部分を絶叫するナンバーで、前作よりもわかりやすい「ど」ソウルナンバーに仕上がった。

0410 My Girl Bill-Jim Stafford
74.05.04 : 39,29,22,16,12,12,14,22,28(385/1245)
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最後の最後まで「これはホモの歌に違いない。」と思わせておいて、実は違うというコミックソング。だんだん危なさを増していくBill Staffordの作品群だが、この曲もプロジュースはLobo。

0411 Let’s Get Married-Al Green
74.05.11 : 33,36,32(82/2109)
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印象的なメロディーに乏しい印象があったのか、スリリングな展開の割にこの曲は不発に終わった。アーティスト・パワーの面でもさすがに72~73年の勢いはなくなりつつあったと思われる。

0412 Sundown-Gordon Lightfoot
74.05.11 : 36,20,12,7,5,3,3,1,2,4,12(945/945)
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70年の「If You Could Read My Mind」(最高位5位)以来の大ヒットとなるこの曲は、彼の最大ヒットでもある。言うまでもなくカナダ出身のシンガーソングライターで、心の暖かさが伝わってくるようなボーカルが常に印象的。同名のアルバムも聞きごたえ十分の出来。

0413 Billy Don’t Be a Hero-Bo Donaldson & the Haywoods
74.05.11 : 38,23,13,9,6,1,1,2,3,7,13,39(1028/1028)
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歌詞の内容を知るまでは、楽しいポップスナンバーだと確信していた。しかし、ここで歌われているのは、兵役にとられていく恋人に、「ビリー、英雄になんてならないで、絶対に帰って来てね」と呼びかける女の子だった。その想いとは裏腹に、ビリーは「Hero」になってしまう… こんな内容が淡々とした状況描写を中心に進められているのである。イギリスではPaper LaceのオリジナルがNo.1になった。(こちらは、かなり重い音づくりになっている)英米の嗜好の違いがこれほどくっきりとアレンジから感じとれるのは、このほかには「The Show Must Go On」ぐらいしか思いつかない。

0414 If You Love Me (Let Me Know)-Olivia Newton-John
74.05.11 : 39,31,25,20,15,11,7,5,5,12,10,27(629/1393)
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さわやかな春風のイメージで着実にトップスターへの道を歩んでいた74年のOliviaだが、この曲は前作の「2匹目のドジョウ」をねらって成功した。

0415 Standing at the End of the Line-Lobo
74.05.11 : 40,37(45/1680)
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チャート的には影の薄い曲だが、軽快な曲調のポップ・フォーク。どちらかというと「僕と君とブー」の路線。

0416 Be Thankful for What You Got-Willam DeVaughn
74.05.18 : 30,22,15,11,7,5,4,12,20,27(558/558)
得体の知れないアーティストという印象が強く、この曲が唯一のTOP40ヒットである。曲の方はAl GreenとSmokie Robinsonをほうふつとさせるスローで軽さのあるナンバーである。

0417 Hollywood Swinging-Kool & the Gang
74.05.18 : 32,28,22,17,13,9,7,6,17,38,33(517/1548)
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「ヘイ、ヘイ、ヘイ!」というかけ声からはじまる、ややこもったコーラスを中心に展開されるナンバーで、ムチャクチャかっこよかった。前作、「Jungle Boogie」が畳み掛けるようなリフを持った陽性の曲とすると、こちらはブルースの影響を感じさせる陰性の部分を持っていた。

0418 You Won’t See Me-Anne Murray
74.05.25 : 33,26,20,18,16,12,9,8,8,29(495/1539)
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Beatlesナンバーのカバー曲で、彼女の持ち味も十分に生かされた作品に仕上がっている。Joni Mitchell,Gordon Lightfootとともに、突如わき上がったカナダの実力派シンガーのブームにも乗ったTOP10ヒットといえる。

0419 One Hell of a Woman-Mac Davis
74.05.25 : 36,31,28,25,19,15,14,11,14,16,27,35,#,#,#,36,38(606/793)
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Mac Davisのシングルの中では例外的に緊迫感のあるメロディーラインを持った曲で、コマーシャル性も高い曲といえよう。サビのところに徐々に駆け上がっていくところは、ゾクゾクっとするところである。息の長いヒットとなった。

0420 Save the Last Dance for Me-DeFranco Family
74.05.25 : 38,30,24,21,18,26(212/1124)
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大スタンダードナンバーをカバー、ありゃありゃ、といったところでしょうか。やはり、「恋のハートビート」が出来すぎで、その後、続けてヒットを重ねていくのは難しかったようである。

0421 Rock Around the Clock-Bill Haley & His Comets
74.05.25 : 39(22/22)
言わずとしれたロックンロールの金字塔的な作品で、原曲のまま再ヒットした。(おそらく映画の影響だと思うが、詳しい事情は忘れた)なお、55年にヒットしたときに24週、この年14週HOT100に入っており、合計38週は、この時点での歴代4位に入るものだった。

0422 Daybreak-Nilsson
74.05.25 : 40,39(43/235)
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いかにもNilssonらしいナンバーで、はまってしまったら魅力の大きい世界になっている(初期の10ccにつながるものがある)。残念ながら、これが最後のTOP40ヒットになってしまった。

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