New Entry Period–January ’76

All Songs from American Top 40

volume 40: New Entry Period–January ’76

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Entry Number,Title-Artist
New Entry Date : Chart Action from new entry
(Points/Total points of the artist)

0839 Love Hurts-Nazareth76.01.03 : 25,23,21,19,18,15,13,11,10,9,8,18,27,32(679/679)

ヘビー・メタル系のバンドのバラードがシングルとして成功することを証明した曲といえよう。もちろん曲としての魅力も大きいがTop10入りは見事だった。

0840 50 Ways to Leave Your Lover-Paul Simon
76.01.03 : 34,17,15,14,10,1,1,1,2,8,11,29,29(1157/2870)
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Paul SImonのソロとしては初のNo.1ヒットとなった作品で、とくに10位からいきなり1位になったのでかなり驚いた。歌詞を含め、かなり「遊び」を感じる内容で、Paul Simonらしいといえばそうなのだが、記録に残っても記憶には残りにくい曲である。まあ、ここは素直に全米No.1を喜ぼう。

0841 Hurricane, Part.1-Bob Dylan
76.01.03 : 35,33,33(82/625)
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正攻法の大作をいきなりシングルにしたため、かなり話題になったが、まあ、チャート的にはこの程度で妥当なところか。

0842 Let It Shine-Olivia Newton-John
76.01.03 : 36,34,30,30(114/4394)
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本格的な低迷に入ったことをうかがわせるチャート・アクションで、やはり前作の失敗が大きかったと思う。この曲に関しては曲自体は悪くはないのだが。

0843 Squeeze Box-Who
76.01.03 : 40,36,28,26,19,17,16,16,21,32(375/375)
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年々アルバム・アーティストの印象の強くなったThe Whoとしては久々のシングルヒット曲で、驚くほどシングル向けの明るい作品である。

0844 Paloma Blanca-George Baker Selection
76.01.10 : 37,29,27,26,32(154/154)
オランダのグループとして日本でもかなり有名なグループで、72年には「Tonight」という、やはりヨーロッパ色を感じる曲をヒットさせているが、この曲も楽しい曲である。突如復活してきた印象が強かった。

0845 Theme from “S.W.A.T”-Rhythm Heritage
76.01.10 : 38,27,20,17,8,4,2,1,4,7,24,28(858/858)
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最近は全くなくなってしまったTVのテーマソングのインストゥルメンタル作品のNo.1。「Convoy」といいこの曲といい、埃っぽさを感じさせる曲である。それにしてもこの曲、「Gonna Fly Now」とよく似ている。

0846 Slow Ride-Foghat
76.01.10 : 40,36,34,32,30,28,27,24,22,20,20,31(390/390)
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正当派のハードロックでTop20入りを果たした曲で、アメリカ南部っぽさを感じる荒削りだが明快なリズムが印象的なナンバー。と思っていたら、なんとこのグループはイギリス人4人組だった。でも75年にアメリカに移り住んだということなので、やはりアメリカン・ロック色が強いのだろう。(アルバムを聴くとまた全然違う感想になったりして)

0847 Golden Years-David Bowie
76.01.10 : 39,37,33,30,26,24,21,19,17,15,13,11,10,10,17,31(681/2252)
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70年代、アメリカでは驚くほどシングルヒットに恵まれていなかったのが今さらながら不思議だが、この曲はジリジリと上昇してTop10にはいった。この小気味の良さにはずいぶんとはまってしまった記憶がある。

0848 Take It to the Limit-Eagles
76.01.17 : 32,28,24,19,12,9,7,5,4,4,16,20,24,23(766/4266)
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アルバム「呪われた夜」からの第3段シングルがこれで、この曲でEaglesのファンになった少年少女も多いのではないかと思わせる、胸がキュンとなるような内容の曲である。ヴォーカルはRandy Meisnerで、彼のハイトーンな声がこの曲の「切なさ」をいっそう高めている。この曲に比べたらJourneyの「Open Arms」以降の一連のバラードなど志が低いね。

0849 All by Myself-Eric Carmen
76.01.17 : 38,31,25,18,14,7,4,2,2,2,4,19,19,33(917/917)
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大学時代、コンパでこの曲のピアノの弾き語りをして驚かしてくれた奴がいたのはさすがに「早稲田大学全米Top40研究会」ならではだったが、全体を流れる悲壮感のあるヴォーカルと「とどめ」のピアノの間奏、なにをとっても「作りすぎ」の感が強い。「孤独」をこんな風に表現されてしまうと、少し戸惑ってしまう。

0850 Fanny (Be Tender with My Love)-Bee Gees
76.01.17 : 40,32,27,24,22,20,18,16,14,12,12,23(506/2288)
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ほのぼのとした暖かさがあっていい曲である。やはり、私にとってBee Geesは「My World」や「First of May」路線のこうした曲が一番しっくりとくる。(「I Started a Joke」や「How Can You Mend…」などの寂しすぎる曲にはそれほどしっくり来ない。「Night Fever」など後期のディスコ路線は「別物」である)

0851 Deep Purple-Donny & Marie Osmond
76.01.24 : 36,36,35,30,28,23,21,18,16,14,14,17,18(516/1589)
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この曲もいい曲である。彼らのデュエットには何よりも「草原」が似合う。チャートアクションが、この曲がいかに根強く支持されたかを物語っている。

0852 Tracks of My Tears-Linda Ronstadt
76.01.24 : 37,33,27,26,26,25(192/2319)
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Smokey Robinsonの名曲である。この曲の内容についてはピーター・バラカンの「魂(ソウル)のゆくえ」の中でも書かれていて、「みんなはぼくのことを陽気な男だと思っているけど、僕の頬をよく見てごらん、涙のあとがみつかるだろう。」といった内容を実にうまく韻を踏みながら歌っている。それにしてもLindaはこの手の曲のカバーが好きだねえ。

0853 Let the Music Play-Barry White
76.01.24 : 38,35,33,33(105/3569)
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Barry Whiteの中では極めてまっとうな「歌」で、その分「らしくない」。要するにもっとヒワイさがないと。

0854 The White Knight-Cledus Maggard
76.01.24 : 39,34,29,25,24,22,20,19,32(308/308)
コミカルな語りを中心としたカントリー、フォーク系の作品なのだが、来月登場する「Junk Food Junkie」に比べるとかなり「つらい」。特に後半のゆっくりとした部分が退屈である。(ここがコミカルな中心部分のはずなのだが)

0855 Love or Leave-Spinners
76.01.24 : 40,38,36(69/3392)
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残念ながら全く記憶にない。前作の余波もそれほどなかったようだ。

0856 Grow Some Funk of Your Own / I Feel Like a Bullet (In the Gun of Robert Ford)-Elton John
76.01.31 : 31,22,17,15,14(223/10227)
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Elton Johnのシングル史上、最低の出来であり、チャート上でも惨敗に終わった。まあ、「I Feel Like..」の方はバラードとしてそれなりに聴けるが、「Grow Some Funk…」の方はやはりシングルとしては失敗だろう。しかし、ここから「長くつらい下り坂」にはまっていってしまうことを考えると悲しい。

0857 Dream Weaver-Gary Wright
76.01.31 : 37,31,27,18,8,6,5,3,2,2,2,8,13,24(980/980)
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イントロから全編にあふれるドラマチックかつスペーシーなシンセサイザーの奏でる世界、それだけでただならぬ雰囲気に満ちていた。最高位2位3週というのも悲劇的でよい。そして、次作「Love is Alive」の発表にいたり、Gary Wrightというアーティストに対する期待は大きく膨らむ。これはアルバムを聴かねば、と私はレコード屋に走った。アルバムジャケットの眠り顔のどアップにいやな予感を感じたが…(つづく)

0858 Breakaway-Art Garfunkel
76.01.31 : 39,39(44/1049)
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Garfunkelソロのシングルは全体的に地味だが、この曲もまたしかり、といったところである。だが、妙な根強さみたいなものがあり、存在感があった。

0859 December 1963 (Oh,What a Night)-Four Seasons
76.01.31 : 40,28,18,12,5,3,1,1,1,8,14,14,14,16,25(1255/2012)
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76年にFour SeasonsがNo.1ヒットを持ったということだけでも凄いのに、この曲が90年代に入りもう一度大ヒットを記録してしまうのだから本当に驚くべきことである。20世紀後半を代表するヒットソングの一つに数えられるべきであろう。なお、この曲が記録したHOT100エントリー週数の記録はEverything but the Girlの「Missing」が塗り替えてしまったが、96年中には「Macarena」が抜き去ることだろう。(いったいどんな記録になることやら)

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