New Entry Period–April ’76

All Songs from American Top 40

volume 43: New Entry Period–April ’76

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Entry Number,Title-Artist
New Entry Date : Chart Action from new entry
(Points/Total points of the artist)

0893 Fooled Around and Fell in Love-Elvin Bishop76.04.03 : 27,18,12,10,8,4,4,3,3,12,22,34(774/774)

後のStarshipのMickey Thomasをリード・ヴォーカルに迎えたこの曲は、そのメリハリのある展開からAT40のリスナーたちに熱い想いで迎えられた。コード展開自体ブルースの影響を大きく感じさせるのだが、全くそれが重く響かないほど良質のロックに仕上がっている。邦題は「愛に狂って」。

0894 Shannon-Henry Gross
76.04.03 : 34,26,22,18,14,12,10,9,8,6,6,6,21(722/722)
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この年を代表するポップスの佳曲と言えよう。愛犬の死を悲しむ家族の心情を歌っている。日本発売がなかったため、まさにAT40を聞いていなければ出会うことのできない曲であった。

0895 We Can’t Hide It Anymore-Larry Santos
76.04.03 : 38,36(48/48)
全くの一発屋でニューヨーク出身であること以外、アーティストに関する記録も残っていない。

0896 Sara Smile-Daryl Hall & John Oates
76.04.03 : 39,34,29,23,18,14,12,11,9,8,7,5,4,4,9,21,37(934/934)
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邦題に「微笑んでよ、サラ」と付けた辺りにこの曲に対する担当者の愛情が感じられるじゃありませんか。それはともかく、Daryl Hallのソウルフルな熱唱がじわじわと胸に迫ってくる名曲である。もちろん彼らの出世作で、その後、ビッグになっていったのが嬉しいと思えるアーティストである。

0897 Hit the Road Jack-Stampeders
76.04.03 : 40,40(42/42)
61年のRay Charlesのあまりに高名な大ヒットのカバーであり、Wolfman Jackの声が入っていたことでも話題になった曲である。Stampedersは71年の最高位8位、「Sweet City Woman」が飛び抜けたヒットになったカナダ出身のグループ。

0898 Welcome Back-John Sebastian
76.04.10 : 20,11,7,4,1,2,6,7,7,12,24(898/898)
TVドラマの主題歌で、当時、「Welcome Back,Kotter」と紹介されていた(TVのタイトルそのままである)。John Sebastianというとすでに60年代半ばからLovin’ Spoonfulで活躍していた(「66年1位のSummer in the Cityなどは今聴いてもとても斬新)が、ソロとしては実質この曲だけしかヒットを持っていない。ところで私は、この手の海外のTV番組を見るという趣味を持ち合わせていなかった(今でもそうだが)ため、TVのほうの内容は全く説明出来ないのが悲しい。

0899 Strange Magic-Electric Light Orchestra
76.04.10 : 35,27,22,19,16,15,14,18,25(381/1387)
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ELO節もすっかり板に付いてきた感がある作品である。最高位がTop10の下位から11~15位以内に収まっていくのも彼らの特徴的な動き。

0900 Trying to Get the Feeling Again-Barry Manilow
76.04.10 : 37,25,19,17,13,11,10,10,17,29(474/3539)
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Barry Manilowらしい作品で、暖かさがじわじわとわき上がって来るような良さがある。やはりこうしたスローなナンバーをていねいに仕上げていくのが彼の持ち味なのだろう。

0901 Misty Blue-Dorothy Moore
76.04.10 : 38,31,25,21,17,14,8,5,4,3,3,3,3,7,15,29(1026/1026)
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この曲が当時これほど根強く支持されていたとはなかなか驚嘆に値することだと思うが、とにかく本格的なソウルバラードである。日本盤シングル(売れなかったでしょうね)に「ドロシーの演歌に涙してくれ」というのもすごいコピーだとは思うが、雰囲気を伝えている。

0902 Rhiannon-Fleetwood Mac
76.04.10 : 39,32,26,22,18,16,13,12,11,11,23(493/733)
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Stevie Nicksのリード・ヴォーカルがとても印象的なナンバーで、実質この曲でたくさんのMacフリークを世に送り出したのではないだろうか。なんと言っても非常にはまりやすい「声」を持っている。76年はこうした新しいロックの宝庫の年でもある。

0903 Get Up and Boogie-Silver Convention
76.04.17 : 34,28,13,8,7,5,4,3,2,2,2,7,19,30,39(1056/2213)
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当時湯川さんも「この曲はThat’s Right!の部分で持っていますねえ」と言っていたが、その通りで、私もその部分だけ前作より好きである。

0904 Silly Love Songs-Wings
76.04.17 : 35,24,12,5,3,1,2,2,1,1,1,1,6,9,34(1709/8192)
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この年の年間No.1ヒットで、単純計算ではここまでのTop40 Eraのすべての曲の中で最も大きなヒットとなっている。邦題は「心のラブソング」で、Paulらしいいい曲ではある。後半はやや「間延び」している気がしてしまうけれどね。

0905 Come on Over-Olivia Newton-John
76.04.17 : 36,35,29,23,23,36(184/4578)
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独特の雰囲気を持った曲で、アーティスト・パワーがあった時期ならば当然もっと上位をねらえたはずである。

0906 Union Man-Cate Brothers
76.04.17 : 37,33,33,32,28,24,24,37(240/240)
事実上の一発屋になってしまったが、この曲に対する支持は大きなものがあり、HOT100内は20週を数えた。

0907 Happy Music-Blackbyrds
76.04.17 : 38,34,30,24,20,19(204/808)
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「Walking in Rhythm」一曲ですでに伝説的なグループになってしまった感があるが、この曲も印象深いナンバーで、この曲が最後のTop40ヒットになってしまったのは残念。

0908 Don’t Pull Your Love / Then You can Tell Me Goodbye-Glen Campbell
76.04.17 : 39,32,28,27,27(152/2038)
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両A面ヒットでなくメドレーである。「Don’t Pull Your Love」は71年のHamilton,Joe,Frank & Raynoldsの大ヒット、「Then You can Tell Me Goodbye」のほうは67年のCasinosのヒットのリメイクである。リリース当初話題にはなったが、チャート的には成功したとは言えない。

0909 Shout It Out Loud-Kiss
76.04.17 : 40,36,31,31(106/535)
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Kissのイメージ通りのストレートなハードロックナンバーで、こういうのがもっとセールス的にも成功してくれるとアーティストとしても迷いがなくなると思うのだが、少し受け入れの土壌が出来ていなかったということか。

0910 Love Hangover-Diana Ross
76.04.24 : 29,10,7,5,2,1,1,4,4,8,18,21,40(1123/3622)
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ディスコを大きく意識した作品で、昔からのDiana Rossのイメージを大きく変えてしまった曲である。ただ、この曲のねっとりとした魅力は捨てがたく、彼女にとっても大きく延命に通じる作品となった。

0911 Happy Days-Pratt & McClain
76.04.24 : 37,26,19,9,7,6,5,5,11,32(565/565)
Sunday,Monday,happy days…というにぎやかな歌いだしで始まるこの曲は、やはり同名のTVシリーズのテーマソング。当然かのように唯一のTop40ヒットとなった。

0912 Young Blood-Bad Company
76.04.24 : 38,32,26,22,20,20,28(243/1589)
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Bad Companyは事実上、前作のアルバム「Straight Shooter」で終わってしまった感がある。Paul Rodgersのロック心のあるヴォーカルはずっと変化はなかったのだが、新鮮味がどんどん消えていった。なぜだろうか。

0913 Can’t Hide Love-Earth Wind & Fire
76.04.24 : 39,39(44/2333)
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チャート的には見事にはずしてしまった感がある(B面かと思った)。印象も薄かった。

0914 More More More-Andrea True Connection
76.04.24 : 40,36,30,26,21,17,13,9,8,6,6,5,4,20,20,34(822/822)
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白人の女性シンガーAndrea Trueを中心とした、90年代の日本的な言い方をすると「ダンス・ユニット」である。ディスコブームに乗って大ヒットになったが、セクシーでノリの良い、脳天気ないい曲である。

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