New Entry Period–August ’78

All Songs from American Top 40

volume 71: New Entry Period–August ’78

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Entry Number,Title-Artist
New Entry Date : Chart Action from new entry
(Points/Total points of the artist)

1420 Kiss You All Over-Exile78.08.05 : 27,18,16,11,7,5,5,2,1,1,1,1,6,7,6,7,33(1664/1664)

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この年を代表するヒット曲と言っていいだろう。ねっとりとからみつくようなヴォーカルがなんともなまめかしく、「カラダ中にキスしたい」ですって。エッチですねえ。でも、メロディは自然でのびやかに仕上がっていて、嫌味は感じない。

1421 You and I-Rick James
78.08.05 : 33,28,22,20,18,16,14,13,13,31(434/434)
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かつて経験したことがなかったようなサウンド、その後の音楽シーンに大きな影響を残したのがRick Jamesだった。言い方を変えれば、従来のファンク・ミュージックから「ソウル」を消し去ってしまったといえなくもない。バブル時代の幕開け、ということも感じる。

1422 Hot Child in the City-Nick Gilder
78.08.05 : 34,24,21,16,13,11,11,9,7,3,2,2,1,6,5,6,18,28(1317/1317)
時期的にどうしても「Kiss You All Over」とセットで印象に残ってしまうのがこの曲だが、まさか1位になるとは思わなかった。実質上の一発屋で、狂い咲きの感は免れない。HOT100レベルではあと2曲エントリーしている。

1423 You’re a Part of Me-Gene Cotton with Kim Carnes
78.08.05 : 38,36,36(73/384)
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隠れた名曲の一つといえよう。アーティストの存在感自体が非常に地味なコンビだったためこの程度で終わってしまったが、デュエット曲として十分に危機後多恵があるバラードである。Kim Carnesにとっては最初のシングル・ヒットとなった。

1424 Love is in the Air-John Paul Young
78.08.05 : 40,32,24,19,16,14,13,11,9,8,7,7,8,11,24(796/796)
Discoブームにのった、という感もあるのだが、ともあれ、アップテンポで軽快な曲で、シングルヒットとしての魅力も大きい曲である。ところでこのJohn Paul Youngという人、Led ZeppelinのJohn Paul JonesやJessi Colin Youngなど、似た名前の人が多いせいで、ついもっと長いキャリアがあったのではないかと思ってしまうが、実際にはこの曲が出世作である。

1425 Got to Get You into My Life-Earth Wind & Fire
78.08.05 : 39,29,19,13,11,10,9,17,34(418/4205)
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76年夏のBeatlesのヒット、ということで映画に使われてまたリメイクヒットになった。それほど面白いアイディアとも思えないのだが、なんとミリオンセラーを記録する大ヒットになった。困ったときのBeatles頼みというところであろうか。

1426 Reminiscing-Little River Band
78.08.12 : 34,28,23,22,17,15,10,8,6,5,4,3,3,15(866/1798)
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誤解を恐れずに言えば、「金の取れる音」にやっとなった、ということではないだろうか。これまでの曲はどちらかというと、素材の良さにサウンドの作りが追いついていなかった感があったのだが、今回は何とも都会的に心地よく仕上がったものである。名曲といっていいだろう。

1427 Just What I Needed-Cars
78.08.12 : 39,34,32,32,28,27,27(208/208)
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センスと才能にあふれた80年代的なバンド、Carsの出世作がこの曲である。やや荒削りで、もくろみが空回りしかけているのも若々しくてよろしい。全体からただようメタリックな感覚もすでに確立している。

1428 Close the Door-Teddy Pendergrass
78.08.12 : 40,32,29,28,26,25(186/186)
ソロ第一弾の「I Don’t Love You Anymore」(いったいどんな曲だったのだろう?)が41位止まりとなったため、この曲がソロとして初のTop40ヒットとなった。言うまでもなくHarold Melvin & the Bluenotesの全盛期を支えた名ヴォーカリストで、その哀感のある独特の声は、ある意味で70年代のソウルを象徴している。この曲はミリオンセラーを記録している。

1429 Summer Nights-John Travolta & Olivia Newton-John & Cast
78.08.19 : 29,21,15,8,7,6,5,5,9,10,12,37(711/1951)
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全米の最高位第5位はまだ許せるとしても、全英ではこの曲、何週間もNo.1に輝いているからイギリス人の感性はよくわからないものだ。うきゃきゃ、うきゃきゃというくりかえしも嫌だったし、後半のしつこいことこのうえないスローに落ちる部分も嫌いだった。生涯でもTop40史上嫌いな曲ベストテンの上位を飾るのは間違いなし。

1430 You Needed Me-Anne Murray
78.08.19 : 35,28,27,18,16,14,11,9,6,5,2,1,2,4,5,13,28(1223/2762)
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78年という年に、この曲が1位を獲得したということに格別の感慨を覚える。「Danny’s Song」以来の彼女のキャリアが見事に結実した名曲であり、70年代を通しても代表的なバラードの一つであろう。東洋的な静寂感さえ感じる作品である。

1431 A Rock ‘N’ Roll Fantasy-Kinks
78.08.19 : 37,34,33,31,30(140/140)
70年「Lola」以来のTop40ヒットということで、Top40が始まってから彼らの名前を聞くのは初めてということだが、言うまでもなく「最もイギリスらしい」センスに包まれたビッグ・ネームである。「キンクスが好き」というだけで、その人のキャラクターが伝わってくるほどの個性を持っている気がするのは私だけだろうか。それにしても、「Kinki Kids」とは、このバンド名からパクっているような気がする(のも私だけだろうか)。なお、Bad Companyの曲とはほぼ同名異曲である。(「a」の分だけ違う)

1432 Hollywood Nights-Bob Seger
78.08.19 : 38,27,26,19,17,15,14,12,12,29(438/1964)
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やっぱり本音の部分ではBob Segerはこうしたロックンロールをしたかったのであろう。エネルギッシュでステージ向きのナンバー。

1433 Whenever I call You Friend-Kenny Loggins
78.08.19 : 39,31,29,23,19,16,12,10,8,6,5,5,7,9,35(805/805)
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実質的にはStevie Nicksとのデュエットナンバーであるが、ともあれ、ソロ転向後、初めてのTop40ヒットとなった。Messinaびいきの私としてはかなり複雑な気持ちなのだが、まあ、この曲に関しては、大変いい曲なので、素直に喜ぶとしよう。

1434 Oh! Darling-Robin Gibb
78.08.19 : 40,33,31,24,21,18,16,15,34(331/331)
これも映画「サージェント・ペッパー」からのヒットで、ご存じBee GeesのRobinである。まあね… この程度で売れてしまうから腹が立つわけなのだが。

1435 Get Off-Foxy
78.08.26 : 35,34,32,28,21,19,17,15,14,13,10,9,25(574/574)
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もっと上位まで行ったような錯覚をずっとしていたのがこの曲で、ディスコがらみのヒットとしても、これだけタイトに決められるとさすがに印象度が高い。

1436 Don’t Look Back-Boston
78.08.26 : 36,19,12,8,7,6,4,4,9,20(631/1670)
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2年ぶりにリリースされたセカンドアルバムからのリードシングルで、これだけ作るのになんでこんなにかかるのか大いに疑問だったのだが、この後「The Third Stage」まではなんと8年もブランクをあけおった。音楽性とか完成度とかにどうこう言うつもりはないが、ここまで来ると要するに「ナマケモノ」なのであろう。ファン(このバンドにも熱心なファンは多数存在していた)にとっては気の毒このうえない。

1437 Think It Over-Cheryl Ladd
78.08.26 : 37,35,34(77/77)
チャーリーズ・エンジェル出身の女性シンガーということで、話題先行の感が強く、日本でも若干宣伝された割りにはほとんどヒットには結びつかなかった。

1438 Right Down the Line-Gerry Rafferty
78.08.26 : 38,36,29,24,20,18,14,13,12,17(421/1628)
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前作のスケールの大きな作品でのインパクトからは遠く及ばないものの、ほのぼのとしてなかなかいい曲である。ミントを感じさせるヴォーカルの雰囲気が曲によくあっている。

1439 Love Theme from Eyes of Laura Mars-Barbra Streisand
78.08.26 : 39,30,25,23,22,21(206/4249)
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暑苦しさがどうしても漂ってしまう、Barbraらしい曲。「スター誕生」ほどはヒットしなかったのは曲の出来の差であろう。

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