New Entry Period–May ’80

All Songs from American Top 40

volume 92: New Entry Period–May ’80

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Entry Number,Title-Artist
New Entry Date : Chart Action from new entry
(Points/Total points of the artist)

1824 Steal Away-Robbie Dupree80.05.03 : 33,23,21,18,16,13,10,8,7,7,6,6,7,15,36(833/833)

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今にして思うと、これがなぜ6位まで上昇したか、やや不思議な感じさえするのだが、たしかにこの当時、かなり新鮮に聞こえたことも確かである。ブルックリン出身のシンガー・ソングライター。

1825 Let Me Be the Clock-Smokey Robinson
80.05.03 : 37,33,31,31(112/1551)
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Top40に4週もいたわりに全く覚えていない。不覚といえる。

1826 Wondering Where the Lions Are-Bruce Cockburn
80.05.03 : 38,34,32,27,25,21,21,25,27(299/299)
この人の歌をTop40で聴けるとは思わなかった。元来アルバム・アーティストなのだが、そもそも広く大衆にアピールするタイプのアーティストでさえないからである。カナダ出身のシンガーソングライターで、その世界はどこまでも透明感にあふれ、広大な自然の中こそ彼にふさわしい。

1827 Let’s Get Serious-Jermaine Jackson
80.05.03 : 39,32,29,25,20,18,14,13,11,10,9,9,21,38(635/1218)
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この年の数多くのディスコ・ヒットの中でも傑作の一つに数えられる曲といえるだろう。ソウル・チャートでの6週間のNo.1もそれを裏付ける。彼のソロシングルとしては、73年「Daddy’s Home」(この曲も印象深い名曲だったが)以来となる。

1828 Starting Over Again-Dolly Parton
80.05.03 : 40,36,36(71/1386)
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作者はあっと驚くことに、Donna Summer夫妻だった。いろいろなことをしていたものである。

1829 Against the WInd-Bob Seger
80.05.10 : 26,18,11,9,7,5,5,5,6,12,27(686/3883)
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Bob Segerにはこの曲でNo.1を記録してほしかったと今なお思う。「若い頃一緒に過ごした友も去ってしまったが、年をとった今でも俺は風に逆らって走っている。」という内容を歌っているのだが、聴いたあとの存在感みたいなものは格別である。特に間奏部のピアノには本当に素晴らしいものがあり、こういう曲を書き上げ、ひとつの完成品まで仕上げたというのは立派なものである。さぞかし、気持ちの良い仕事だったであろうことが想像できる。この年を代表する名曲といっていいだろう。

1830 Coming Up-Paul McCartney
80.05.10 : 27,19,14,3,2,2,2,1,1,1,2,6,7,9,12,34(1610/13548)
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当初のテクノ色の強いスタジオ・バージョンがSide Aの頃は、それほどのインパクトがなかったのだが、途中からライブ・バージョンの方をA面に切り替えて大ブレイク、この年を代表する大ヒットとなった。さすが商売人Paulといったところか。

1831 She’s out of My Life-Michael Jackson
80.05.10 : 30,26,19,17,12,11,10,10,13,24,35(521/4318)
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個人的な感想としては、これはシングルにはしてほしくなかった。最後の泣き声にしても、あまり気分のいいものではないし、曲自体も、バラードとして質が高いとは思えない。それでも最高位10位、目先を変えることによる成功の感がある。

1832 Gee Whiz-Bernadette Peters
80.05.10 : 35,34,32,31,31(142/142)
けっこうサークルでも話題になっていた曲なのに、テープとしても残っていないのは本当に残念である。考えてみると、この月、個人的に動揺する出来事が数多くあり、ほとんどTop40を聴けていなかったのではないだろうか。振り返ってみると「危機の時」だった。

1833 Little Jeannie-Elton John
80.05.10 : 38,27,20,13,10,8,7,6,5,4,3,3,3,3,8,24,38(1133/14459)
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前年の「Mama can’t Buy..」の成功に続き、この曲で、やや足に地が付いた「復活」を思わせ、それがまずファンにとっては嬉しかった。ベスト3となると、なんと76年「Don’t Go Breaking My Heart」以来となる。アルバム「21 at 33」からのカットで、なるほど、この年Eltonは33才だったわけだ。なにはともあれ、Top40で彼の歌声を聞けるのはめでたい。ということは98年の現在、すでに50才を越えてしまったわけで、それでもロックンローラーはロックンローラーのままで生涯を全うしてしまうのである。

1834 Headed for a Fall-Firefall
80.05.10 : 39,35,35(74/1716)
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この曲も覚えていない。やはり、80年5月はTop40から遠ざかっていたのであろう。

1835 Should’ve Never Let You Go-Neil Sedaka & Dara Sedaka
80.05.10 : 40,33,30,27,25,23,21,19,19,30(347/3529)
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Neil Sedakaが「娘のお披露目」のために立てた企画であることがかなり明確な作品で、これも「ちょっとねえ」という感心しないバラードである。最高位19位の割りには「マイナスの印象度」が強い曲だった。

1836 I Don’t Want to Walk without It-Barry Manilow
80.05.17 : 39,36,36,36(97/8881)
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1942年Harry Jamesという人(知らない)によって、最高位2位(この時代でもチャートが機能していた方が不思議)を記録したナンバーで、Barry Manilowにあっているような気もするが、面白さには欠けた。

1837 We Live for Love-Pat Benatar
80.05.17 : 40,37,32,30,27,27(173/486)
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Pat Benatarについては、かなり熱心なファンの友人がいたため、最初の数枚はテープでもっている。軽快な曲にいいものが多いのだが、この曲ではまだ、一皮むけていない感がある。

1838 Cupid / I’ve Loved You for a Long Time-Spinners
80.05.24 : 29,19,15,13,11,9,8,5,4,4,4,8,11,33(886/6427)
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前作の圧倒的な成功を受けて取り組んだのがこれでは、まさに「安易な企画」と思われても仕方がないところだと思うが、この曲は、まさに「元がいい」ため、前作に続いて大ヒットになった。しかし、グループとしてはこの曲を機会に凋落の一途をたどることになる。やはり、ラクして儲けようとすると天罰が下るのである。

1839 Let Me Love You Tonight-Pure Prairie League
80.05.24 : 33,24,20,18,15,12,11,10,10,15,33(529/619)
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この曲のTop10入りは、やや「出来すぎ」のような気がする。やはり80年は、ウエスト・コースト系の音にとっては全体的に「息切れ」の感があるのだろうか。

1840 Lady-Whispers
80.05.24 : 34,30,28,28(124/364)
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前作が良すぎたこともあり、それから間髪あけずにこのような「気合いの入っていない」シングルをもってこられると苦しい。

1841 It’s Still Rock and Roll to Me-Billy Joel
80.05.24 : 38,21,11,7,6,4,4,2,1,1,2,2,6,6,14,15,34,35,37(1543/5642)
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邦題「ロックンロールは最高さ」というわけで、日本でもそれなりに流行ったこの曲、どうも納得がいかない。これ、それほどいい曲だろうか。「素顔のままで」でさえ3位止まりだったというのに。それに、アルバムからの第2弾シングルということもあり、いきなりNo.1を記録するのが良くわからない。ヒットチャートの不思議さを感じるところである。

1842 Don’t Say Goodnight (It’s Time for Love) (Parts 1 & 2)-Isley Brothers
80.05.24 : 39,39(44/1855)
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Isley Brothersとしては最後のTop40ヒットとなった曲である。まあ、このレベルのアーティストになると、チャート上の順位などもう問題ではない感じなのだが、それでもTop40で聴くと格別のものはある。ソウルチャートでは4週1位を記録している。

1843 Love Stinks-J. Geils Band
80.05.24 : 40,38,38(67/728)
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ヒットアルバムからのタイトルソングということだが、思わず力が抜けてしまうセンス満開の曲である。

1844 Shining Star-Manhattans
80.05.31 : 34,27,22,16,13,12,11,5,5,5,6,7,12,27(803/2132)
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これだけていねいに作られていると、ソウルバラードに食傷気味だったこの年にあっても、十分に聴きごたえがある。約4年ぶりのTop40登場である。グループとしてはこの曲が最後のTop40ヒット。

1845 Twilight Zone / Twilight Tone-Manhattan Transfer
80.05.31 : 35,33,30,30(116/287)
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Manhattan Transferには熱心なファンが多く、この曲、そしてこの曲の収められたアルバム「Extensions」は高く評価されていた。それにしても、Manhattansと続いて登場させるなど、Billboardにはありがちな「作っているぞ」のパターンであろう。

1846 We Were Meant to Be Lovers-Photoglo
80.05.31 : 37,32,31,37(107/107)
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ウエストコースト系のアーティストで、Jeff Beckの名作に少し似たタイトルがつけられているのが「ちょっとねえ」。

1847 Theme from New York,New York-Frank Sinatra
80.05.31 : 40,35,32,32,33,36(158/158)
なんと、Top40始まって以来の登場である。この曲がなぜこの時期に、というのは絶対に理由があるはずなのだが、良く覚えていない。曲の方は同名のミュージカルや、その後いくつかの使用により有名ではある。シナトラはアルバムの方がランクが高く、Whitburn氏の著作では1955-1996のElvisに続いての2位である。

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