「去年の冬、きみと別れ」近江アナ最後のブラタモリは悲しくてみられないので、その時間に自宅にいないように夫婦で映画館へ行った

桑子アナの素っ頓狂な反応も面白かった。
が、近江アナは事前にしてきた予習を、タモリのようにこれ見よがしに露出させず、あくまで自然な対応でカバーしていた。
意識してかどうかは不明だが、お見事なものである。
近江アナ、涙で卒業報告 タモリ惜別「近江ちゃんは自然でいいよね」

さて、眼鏡を作って初めての映画館である。
夫婦で観にいった映画の中では、これまでも「東京島」やら「中学生円山」やらトンデモない映画があった。
(これらも決して低評価なわけではなく、猛烈に面白かったことは請け負う)

今日の「去年の冬、きみと別れ」は別の意味でのトンデモ映画であり、傑作と呼ぶことに躊躇しない。
できれば事前に予告編など一切目にせず映画館に足を運んでもらいたいと思う。

全編を貫く怪奇性、中盤の不可解性・サスペンス、終盤のあっと声を出したくなるどんでん返し。
でんでんも出ていたが、ただのどんでん返しではない、壮絶な愛と狂気の物語なのであった。
斎藤工浅見れいなの不気味さが、クライマックスに向けて主人公の岩田剛典にも感じられた。
個人的に、図書館と(明るいほうの)海辺のシーンが好きだな。
あと、点字があればたとえ視力を失っても本は読める、安心してどんどん読もう、とあらためて心に決めた。

それにしても岩田剛典という役者を全く知らなかったので何者なのだ?と調べてみた。
なんと三代目J Soul Brothersのメンバーであったようだ。
これ才能あるよ、おそらく役者でも名を残せる。


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