解説の郷田九段が15時台の時点で、羽生棋聖がいつ投了してもおかしくない、とAbema将棋チャンネルの中継解説で言うほど豊島八段が圧していた。
しかし、そこからが見ものなのである。
羽生流の不気味な手で疑心暗鬼におちいったかのように、豊島八段の指し手がもつれてくる。決して致命傷は受けないまでも、形勢互角まで押し戻された。
羽生の△6五桂打ちで羽生の勝ちが決まったかと思われた瞬間、△3六馬で豊島の馬を逃してしまう。その直後の△6五桂では全くもって決め手にならない。
第2局のやらかしがなければ、この勝利で豊島将之新棋聖誕生であった。しかし、豊島にはツキがある。今日だって負けていても不思議ではなかった。
そして番勝負で初めて豊島は先に奪取へのリーチをかけた。流れは豊島にある。
さらに、夏の本場所である王位戦も始まるし、難敵藤井聡太が決勝トーナメントで増田六段に敗れた竜王戦では挑戦権獲得の最右翼に躍り出た。
羽生のタイトル100期獲得は風前の灯である。
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