第32期竜王戦七番勝負第4局第2日 豊島将之ストレート奪取ならず、そして不気味な予感が湧きあがってきた

広瀬竜王がハイレベルすぎる将棋を勝ちきり、ひとつ星を返してシリーズとしては面白くなったと言える。豊島名人を応援する身にとっては、

①敗着がはっきりしなかった(名人自身も▲7三歩のときの対応がよくなかったか、それより前にまずくしているかのどちらかと述懐⇒追記:感想戦では82手目の△92飛がやや疑問手⇒http://kifulog.shogi.or.jp/ryuou/2019/11/post-bb10-1.html
②こんな感じで王位戦でも木村一基相手に負けが続いた

という2点であやしい雲行きを感じる。読み負けしていたのであれば痛い。本局は後手番だったし、それほど気にすることはないのかもしれないのだが。

王将戦の挑戦者に決まった広瀬竜王は、A級順位戦でも渡辺明と激突する。本局2日目に解説に来た渡辺明の分析が的確かつ面白すぎて、最強はやはり渡辺明三冠なのだろうなと思った次第。広瀬竜王もそろそろ豊島名人に続いて渡辺明三冠に黒星をつけてもらいたい。

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