ドクター・ホフマンのサナトリウム~カフカ第4の長編~ 論創社 – 2019/12 ケラリーノ・サンドロヴィッチ (著)

今日は2時間近く計り続けていたが血圧が思うように下がらずに参った。室温が低いからか、降圧剤が効かなくなっているのか。もうこれ以上薬を増やすのはNGである。食事と運動で、と思うが、これが今の労働環境・生活環境ではなかなか難しい。室温を一定に保つ試みはやる価値はあるかな。

そんなことより、久々にケラの戯曲を読み始めた。かなり分厚いが、要は芝居の台本だから「活字がぎっしり」というわけではない。芝居そのものは観ていない。「カフカズ・ディック」も併録されていて、かなりお得な一冊だ。

ケラのカフカものに2009年の「世田谷カフカ」というぶっ飛んだ作品があるが、これはもう映像としても世に残っていない。客席の間にまざった役者が十何人も一斉に立ち上がり、そこここから息の合った台詞が飛び交う本多劇場内の空間を再現する術はないだろう。まことに残念無念だが仕方がない。

それとは別の私的な事情で「世田谷カフカ」を境に、芝居を観にいくこと、夜の江戸川土手をウォーキングすること、に恐怖に近い感情をもってしまった。蒲田周辺は朝昼夜と徘徊していたのにね。もういい加減に笑い話にしたい。

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