第32期竜王就位式

もう昨日のことになってしまった第32期竜王就位式のことを書く。自宅PCのWin7サポート終了対応でしばらく奔走気味である。

まぁ、今更書くとしても数多のブロガー他が沢山書かれているのでポツポツと、私にしか書けないことだけを書くことにする。ためしにTwitterあたりで「就位式」にて検索されたし。ここを読むよりも多くの描写に触れられるであろう。例によって順不同であるが、ある程度振り返れるようにナンバリングする。

01.2001年オープンのセルリアンタワー(今回は地下のボールルームであったが、地上部分も含めて)に入ったのは初めてである。
02.入場してすぐ豊島将之竜王が和服の正装で歩いている様子を目撃した。綾辻行人氏との対談の後だろうか。
03.18時受付とあったので行列を作って待つのが好きではないためギリギリに行ったらもうロビーは人で溢れ、メインステージ前は女性ファンが多く陣取っていた。
04.豊島将之竜王には流石に女性ファンが多いなぁと感心したが、実は第32期竜王ランキング戦の各組優勝者の表彰&トークセッションもあり、3年連続(6組・5組・4組)優勝の藤井聡太七段も登場するからであることが判明した。
05.読売新聞、野村ホールディングらの偉い人、渋谷区長らの挨拶あり。
06.日本将棋連盟の佐藤康光九段(変態流!)の挨拶が秀逸。竜王・名人の同時獲得は4人目という話のついでに「別々に獲った人も過去に一人いたそうですが」に場内から笑いあり。あんたのこっちゃやんけ。
07.竜王推挙状贈呈、竜王杯贈呈、優勝賞金贈呈と続き、就位式とはこういうものだと新たな認識。
08.各組優勝者は豊島将之竜王入場前からステージの左半分に座っており圧倒される。

1組優勝 渡辺 明(現棋界最強の一人、みるからに他の5人と一線を画している)
2組優勝 佐藤天彦(相変わらずトレンディな雰囲気、前名人であることをそろそろ忘れられている)
3組優勝 鈴木大介(でけえ!いきなり元気に新年の挨拶、2019年の麻雀最強位、竜王よりすげえ?)
4組優勝 藤井聡太(愛知県の高校生が平日のこの時間に東京渋谷にいていいものかと余計な心配をする)
5組優勝 近藤誠也(昨年の順位戦で藤井聡太に痛すぎる一敗の鉄槌を下した鬼のようなソフトな男)
6組優勝 梶浦宏孝(あ?誰だっけ、大変失礼ながらすぐに出てこなかったが鈴木大介九段の弟子だった)

09.各組優勝者にはメダルが贈呈される。
10.竜王アカデミー受講生(将棋教室のハイグレード版)代表から豊島将之竜王へ花束贈呈。
11.来賓祝辞で綾辻行人氏登壇、コメントは明日(今日!)の読売新聞に載るだろう。新作に大いに大いに期待する。2020年ミステリランキング1位候補。
12.最後に豊島将之竜王の謝辞。思ったよりも明るく元気で、思ったとおり生真面目そうな謝辞。女性ファンも男性ファンも多く臺灣貓老公は明るい将棋界を予感した。

続いて祝賀パーティと会場の様子など。

13.乾杯は主催の東急グループの偉い人。
14.豊島将之竜王と竜王アカデミー受講生のみなさんとの記念写真。ちなみに他の記念撮影はNo.12までにじゃんじゃんあった。写真取り放題。
15.各組優勝者のトークセッション。セッションと言っても司会の問いかけに答える形式が6組~1組まで。
16.茂本ヒデキチ氏の墨絵パフォーマンスあり。下絵なしで完成させちゃうのはすごい。
17.会場では谷川浩司九段、田中寅彦九段、田丸昇九段、窪田義行七段らを目撃。女流も含めてもっと来ていたと思う。
18.豊島将之竜王との記念撮影には気が遠くなりそうなほど長蛇の列が出来ていたので、早々に退散。
19.是非お話したかった渡辺明三冠と初めてのショート会話。葛飾区から来ました、に対して手短に、高砂の地区センターで将棋を教わっていた話をしてくれた。将棋は恐ろしいが、とても感じのいい三冠であった。
20.料理は高級ホテルだけあって極上。どれも追いしかった。二皿だけにする。久しぶりのビール少々。だってビールしか飲むものがないのだ。
21.最後に師匠の桐山清澄九段登場。感動している様子がうかがえて感動した。「来年もこの場に立てるように」
22.名残はつきないが、おひらき。退場時に豊島将之竜王から記念の扇子を手渡された。また宝物が増えた。
23.入場時にもらった一面広告が格好良すぎる「新・竜王である。」
24.渋谷駅までの道のりは上がったり下がったり入り組んでいて遠かった。新しい銀座線ホームは快適。そのまま帰路についた。

写真はいつものようにぐちゃぐちゃでご容赦願いたい。

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