かたや王位3期、かたや名人挑戦1回、と実績は十分ではあるが、渋い(地味な)決勝戦となった。稲葉八段の研究が冴えているように思えたが、出た銀が下がった1手が意外で、後半は一方的な展開になってしまったのが残念だった。
A級順位戦における4勝5敗での陥落 通算2回(第63、65期)、順位戦で9勝1敗での頭ハネ 通算2回(第53期C級2組、第58期B級2組)という悔しい珍記録保持者でもある深浦九段は実にNHK杯27回目の出場にして初優勝である。
負けると顔を真っ赤にして黙り込んでしまう熱血漢がついに報われた。