第61期王位戦挑戦者決定リーグ 白組1回戦 藤井聡太七段、史上初の3年連続勝率8割達成、リーグ戦も3連勝でトップ快走

紅組も豊島竜王・名人が3勝目をあげたが、永瀬叡王・王座に1敗してしまったので、挑戦者決定戦に進むのが難しい。その永瀬2冠は佐々木大地五段戦を持将棋指し直しの末、総手数374手にて勝利。終局は24時23分。さすが「負けない将棋」観戦しているほうの身にもなってもらいたい。

いやはや、こんな化け物&渡辺明とのダブルタイトル戦とは、、、豊島竜王・名人には勝ってほしいが、健康が心配である。

さて、藤井聡太のデビュー以来3年連続の勝率8割は偉業過ぎて開いた口が塞がらない。順位戦という重厚なシステムではなく、大相撲の世界でこの勝率であれば、もう横綱挑戦であってもおかしくない。最年少横綱昇進は北の湖関の21歳2カ月。谷川浩司の最年少名人昇進も21歳2カ月。

藤井聡太はまだ17歳8か月。屋敷九段の持つ最年少タイトル(棋聖)は18歳6か月14日。可能性があるのは棋聖戦、王位戦、王座戦、竜王戦の4つである。まさか一気に四冠の可能性だってなくはないか。さすがにまだタイトルホルダーの壁は高いと思うが。

さて、将棋のほうは圧倒的敗勢からの逆転勝ち。これを詰ませるかよ、という1分将棋での33手詰め。稲葉八段はNHK杯決勝もそうだったが、なかなかいいところで勝ちきれないようだ。相手が悪すぎるか。

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