第33期竜王戦3組準決勝 藤井聡太七段、難敵千田翔太七段を下し、驚愕の師弟対決実現

武漢ウイルスと戦っているクドカンでも、これほど出来すぎたシナリオは書けないのではないか?もう一昨年度になってしまった順位戦での昇級争いについで、ここでも師匠杉本昌隆八段との3組決勝 本戦トーナメント出場をかけた大一番を実現させた藤井聡太である。

本局は昼食休憩後の老獪な金引きが印象的。さしもの日本シリーズ覇者千田翔太でもここで狂わされたか。

もうひとつ。竜王戦史上初の4期連続優勝という空前の記録が目前だ。かつて木村一基が五~六段時代(2001~2003)、永瀬拓矢が四~六段時代(2011~2013)に3期連続を記録しているが、今期、藤井聡太が優勝すれば記録更新である。第5の中学生棋士の出現を待たなければさらなる更新はないだろう。

竜王ランキング戦無傷の19連勝で、史上初の4期連続優勝まであと1勝、そこに立ちはだかるは大恩ある師匠杉本昌隆。対局日はまだ未定。

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