第5期叡王戦第1局 指直し局 実質2局近くの対局をこなし、挑戦者豊島竜王・名人の先勝

終局は前夜23時13分。消費時間は記録上▲豊島竜王・名人5時間0分、△永瀬叡王・王座5時間0分。第1局(千日手局、指直し局)を振り返って思うのは豊島将之の「将棋と運」の強さである。

千日手を選択することを全く厭わない永瀬拓矢が評価値千点越えから千日手を選んだこと、指直し局は待望の対永瀬拓矢連敗中の後手番から脱し持ち時間も有利を保ちながら先手を勝ち得たこと、が運の強さ。

将棋の強さは言うまでもない。豊島将棋(豊島将之と1字違いだ!)は序盤・中盤・終盤、隙がないと言われているが、突き詰めると特に中盤の強さが突出しているように思う。たまに不発に終わることがあるが角の使い方が面白い。指直し局の▲2二角が印象的。

自陣桂3枚並べをさばいて、とどめに桂・飛車をぶった切っての寄せもお見事。折角の先手番、指直しでも千日手の局面があったが豊島側から打開し、さらなる指直しは回避された。次局も先手番。連勝の可能性は高い。

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