第78期名人戦七番勝負第6局1日目 戦型は矢倉、今後の将棋界の趨勢が決まる対局が続く

珍しく豊島名人の持ち時間が、一時的ではあるが、2時間も渡辺明よりも多くなった。形勢は互角。前局も1日目までは楽しみが多い将棋だったのだが。

本局は豊島名人が開き直って頼もしい感じを受ける。逆に渡辺明は重圧を感じているのか、記録係への時間の聴き方にもあまり余裕が感じられない。ま、いずれも気のせいかもしれないが。

純粋なゲームウォッチャーとしての希望を述べると、本局は石にかじりついても豊島名人に勝ってもらい、最終戦天下分け目の戦いに歩(ほ)を進めてもらいたい。

66手目を豊島名人が封じて1日目終了。

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