20時35分ゲームセット。今年は武漢ウイルスの猛威によりプロ野球どころではない、と早々に醒めた目でみていた。だが、ここに来て8年ぶりのAクラス入りが現実味を帯びてきて、返す返すも今年のセリーグにクライマックスシリーズがないことが悔やまれる。
9月の月間MVP男、大野雄大が今年の中日ドラゴンズの大黒柱だ。この日も9回6安打無失点、ドラゴンズでは2001年野口茂樹以来19年ぶりとなる年間5完封(36イニング連続無失点!)でチームを2位に引き上げた。防御率1・92は巨人菅野を抜いて1位に浮上、128奪三振もトップ。チームの7年連続Bクラスからの脱却へ快投を続ける。
「数字は鉄壁の内外野陣、(捕手の)木下拓のリードのおかげ。1イニングずつ伸ばしていきたい」と謙虚さと意欲にあふれるインタビューもよし。心配なのは今季取得した国内FA権行使の行方だが、おそらくはこちらの記事の通りだろう。⇒元同僚が「金額じゃない」と予想するワケ。頼むぜ!