大きなニュースが入ってきた。⇒将棋・叡王戦、不二家の主催に…対局時は自社菓子を盆に「糖分は脳のエネルギー」
もっと細かい点では七番勝負が五番勝負に、賞金総額も大幅に減り序列第3位が第6位に。これは第5期の第9局にまで及ぶ大激戦がきっかけになったであろうことに間違いはあるまい。千日手指し直しも含めると10局、タイトル戦史上最長のシリーズ総手数1,418手ともなれば運営側の負担も想像を絶するものであっただろう。
さて、さっそくペコちゃんとポコちゃんが応援に来たようだ。豊島将之叡王をペコ王と呼び始めた早合点の方々もいらっしゃるようだが、慌ててはいけない。不二家主催は第6期からである。第5期まではドワンゴ主催であり、第5期叡王の豊島将之はペコ王ではなくてラストドワンゴなのだ。名称は正しく用いるべし。
実は不二家のほうがドワンゴよりも本業の業績は芳しくないのだ。こんな状況で放り出したドワンゴは将棋という日本文化の継承を担う気概のかけらもない残念な企業である、と断じたくなる。私が妻と初めて会ったのは今はなき渋谷の不二家レストランである。