第70期王将戦七番勝負第1局2日目 永瀬拓矢王座の負けない将棋をものともせず渡辺明王将完勝

まだ第一局が終わったところだがもう「勝負あったか」と思わせる完勝だった。渡辺自身久しぶりの対局であったはずだが、この安定感は第一人者に相応しい。豊島竜王とあれだけドロドロのタイトルマッチを演じた異常なレベルの粘っこさを誇る永瀬王座をもってしても、難しい局面を作ることができないまま投了せざるを得なかった。

豊島竜王の名人復位には王将戦の永瀬王座、棋王戦の糸谷九段の波状攻撃による援護射撃が必要だ。なおかつ、自力進出がないA級順位戦を勝ち続けなくてはいけない。苦しいところだ。

本局、見どころとしては終盤、駒を渡しまくって、ソフト解析がなければハラハラドキドキの場面くらいだろうか。序盤中盤も渡辺王将が常に上回っていたように思う。衰えた羽生九段の竜王戦と違い、引き締まった将棋を観せてもらって満足である。

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