こういう話がある。
昨年1月に亡くなった義父のもとに、秋になってクレジットカード会社から突然、請求書が届いたことは、今も忘れられない出来事である。
亡くなったあと、クレジットカードはカード会社に連絡を入れ、カードは妻がハサミを入れて廃棄した。誰かがカードを使うはずがない。
請求額は3万4000円ほど。やってきたのは明細書ではなく、請求書。細目がわからない。これはいったい何かとびっくりした。しかも、それなりの額である。
カード会社に連絡してわかったのは、「NHKの受信料金の年払い」だったことである。地上と衛星を合わせると、たしかにこの金額になる。
なるほど、と思ったが、ちょっと待て、となった。
クレジットカードは契約名義の本人が亡くなれば、もうカードは使えなくなる。したがって、支払いもなくなるものだとばかり思っていた。
銀行口座がストップすれば、引き落としは一切できなくなるように。
だが、そうではないと知った。カード利用は直接の決済だけではない。自動的に毎年、毎月、請求が向かうものがあるのだ。それは請求され続ける。
亡くなっても、元の支払い先に連絡をしなければ、請求が止まることはない。そして、未払いの請求がいずれクレジットカード会社からやってくることになるということだ。
義父は、クレジットカードを多用していなかった。おかげでNHKだけで済んだ。だが、自分はどうか。
AmazonもU-NEXTもGoogleもzoomもAppleも公式サイトのサーバーもその他さまざまなものがクレジットカード払いになっている。
解約をうっかりしていると、ずっと請求が行われ続けるようなことになりかねないのだ。
家族カードだとカード自体の解約も慎重にやらないといけない。また、クレジットカードも1枚ではない。
昨日は「人生の幕引きが迫っているとは思いたくない」と書いたが、そうは言っても準備はしておかないと後に大変な迷惑がかかると知った。。
しかも、始めるのは簡単なのだが、辞めるのはそうはいかない。そういうサービスも多いのだ。
便利にも、それなりの対価がかかるということか。

