ロシアの干渉でアゼルバイジャンがアルメニアから領土奪還に成功したらしい

自分では読みこなせないフランス語圏、トルコ語圏、ドイツ語圏(英語圏のはa little読める)などの報道の共通部分をまとめたものがこちら

アルメニアはHistoricalアルメニアからさらに領土を喪うことになるのか、なんともなぁ。下の引用中、重要なのは⑨⑮⑯だろうか。色付けは小職。

アルメニア政府の戦勝報道は、全面的に嘘。

➀1988~1994年の第一次カラバー戦争では、戦争を仕掛けたアルメニアが勝利し、アルメニア人住民が多数を占めるカラバー地域とその周りを広く占領してそこのアゼルバイジャン人住民を追放した。事実上、アルメニアが領土拡張に成功した。

➁アゼルバイジャンは、四半世紀の間、辛抱強く報復と領土奪還の機会を狙い、軍事力を増強することに努めた。

➂2020年9月26日、アゼルバイジャンが「アルメニアに不法占拠されている自国領」に爆撃を始めた。そして、地上軍をも数箇所で進軍させ続けた。

④トルコが、ドローンを提供し、シリア人の傭兵を送り込むなどして積極的にアゼルバイジャンを支援した。

⑤アルメニア政府は、いかにも自国軍が勝利しているかのように、44日間、「大本営発表」を続けた。

⑥ロシアは、なぜか、軍事介入をしなかった。

⑦この間に、文民の犠牲者は、アルメニア側で45名。アゼルバイジャン側で93名。戦死した兵士は、両軍とも推定「数千名」。

⑧現時点でアゼルバイジャン軍は、「アルメニアが国際法上不法占拠していた自国領」の半分ほどを奪還・占領している。

ロシア軍が、10月9日になって、カラバー地域の半分ほどに「2000名」の兵を投入して「取り敢えず向こう5年間の予定で」占領した。

ロシア軍が、これから、カラバー地域とアルメニアを結ぶ新しい交通路のアルメニア人の通行を保証する。

ロシア軍が、これから、アゼルバイジャン領の飛び地であるナヒチェヴァン地域とアゼルバイジャン本土を結ぶ交通路のアゼルバイジャン人の通行を保証する。
   (この交通路は、トルコとアゼルバイジャンを陸路で結ぶことにもなる)

⑩アルメニア政府が「アルメニアが占領していたアゼルバイジャン領」の100%をアゼルバイジャンに返還することを認めた。この会談の参加者は、両国とロシア。

・アゼルバイジャンは、当然、奪還した領土にそこからの自国人難民を帰郷させる。

⑪アゼルバイジャンには、「独立宣言」をしているカラバー地域の自治を認める意思は無い。

⑫アルメニアでは、「大本営発表」に騙されていたと知った群衆が、10月9日の夜、激怒して議会になだれ込み、「首相を殺してやる」と息巻いていた。首相は、どこかに身を隠していた模様。

⑬アルメニア国民は「アルメニア政府は、負け戦(いくさ)に決まっていると重々知っていながら、何千人もの二十歳(はたち)の若者を戦地に送り込んで犬死(いぬじ)にさせた」と認識している。政情不安は、避けられない。

⑭アゼルバイジャン国民は、「全面勝利」の知らせを得て欣喜雀躍。独裁者Alievアリエフの株が上がった。

アゼルバイジャンをおおっぴらに支援したトルコの独裁者エルドアンの力がカフカース地方にも及ぶようになった。

⑯しかし、真の勝利者は、ロシアの独裁者プーチン

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