第70期王将戦七番勝負第1局1日目 ようやく始まった2021年の将棋タイトル戦 4強で2冠ずつ分けあうかが興味の焦点

今、将棋を楽しむ余裕があるのだろうか、という軽くない疑念を孕みつつ、球春ならぬ棋春(いずれも春というには早すぎ寒すぎだが)を祝いたいと思う。

総合力ではやはり現在最強の誉れの高い渡辺明王将に永瀬拓矢王座が挑む今王将戦。永瀬が先に4勝すれば4人が2冠ずつ分けあうという暗い話題ばかりの今時、胸躍る情勢になる。豊島竜王叡王、渡辺名人棋王、藤井王位棋聖、永瀬王座王将と現在の4強と言えばこの4人であることに異存があるものはいないだろう。

戦型は角換わりの腰掛銀、何と76手まで進んで77手目を渡辺王将が封じて1日目終了。

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