今日から3日連続大特集だ!!!!!
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/2999573
中日ドラゴンズの来シーズンからの監督に、工藤公康さんの就任が決定的になりました。なぜ工藤氏なのか?ドラゴンズはどう変わるのか?組閣は?
若狭敬一アナウンサーが、独自取材を交えて新監督人事の背景とチーム再建の展望を徹底解説します。
■若狭 敬一(CBCアナウンサー)
1998年CBC入社。
中日ドラゴンズ応援番組「サンデードラゴンズ」のMCを18年間務め、現在は「チャント!」「newsX」CBCラジオ「若狭敬一のスポ音」などを担当。
中日ドラゴンズの取材歴は四半世紀を超える。
工藤公康氏がドラゴンズの新監督に
工藤公康氏がドラゴンズの新監督に 球団社長は何を語った?
(若狭敬一アナウンサー)
中日ドラゴンズの次期監督に工藤公康さんが決定的となりました。決定的とはこれいかに?決定じゃないのか?と、いろいろ表現が微妙なところではあるんですが、簡単に言うと、現時点では「中日ドラゴンズの監督を引き受けてください」と球団側がオファーをし、最終的に「はい、引き受けます」という返事をもらっている段階です。ただ正式な契約書にハンコは押していません、ということです。
だから、決定ではなく「決定的」。99.99999999%決定です。ここからひっくり返るということはありませんので「工藤公康新監督」でいいと思います。
8日午前11時過ぎから、中日ドラゴンズの球団事務所で加藤球団社長による取材対応がありまして私も出席しました。もう目と鼻の先で加藤球団社長のコメントを聞きましたし、私も何度も質問をいたしました。
今回は、その加藤球団社長のコメントを余すところなく皆さんにお伝えしていきたいと思います。
加藤球団社長が明かす“舞台裏” なぜ外部から?
まず経緯ですが、中日ドラゴンズは10月に入って複数回、加藤球団社長、朝田球団本部長も同席して、工藤公康さんと直接会って交渉したということです。
加藤球団社長は「どうしようか、次の監督の人選。井上監督が辞めるということを受け、当然検討に入った。こういうチームの状況でどういう人がいいか検討に検討を重ねた。もちろん中日ドラゴンズのOBの名前も挙がったが、今のチームに何が必要かと考えたときに、外部からの経験・知見、それらを球団に注入してくれる方がいいだろう」と。
そして、「今の中日ドラゴンズ個々の選手の能力を見たとき、何とかメンバーは揃いつつあると思っている。もっとその選手たちの才能を伸ばしてもらいたいし、ゲームにしたときに、勝ちに繋げてほしい。勝ちを知っている方、工藤公康さん」となったそうです。
急ピッチで進められている“組織改革”
中日ドラゴンズは、去年、朝田球団本部長が就任し、今年からは球団本部長補佐という形で荒木雅博さんも着任しました。
「監督に全部おまかせ、全権を渡して、どうぞ好きにコーチ人事、試合の中での采配、選手起用、1・2軍の入れ替え、スタッフの人選などなど、もう全部おまかせで好きなようにやってください」では、うまくいかないのではないかということで、組織改革に乗り出しました。
その方針に合う次期監督として私は、今既に球団内部にいる人の昇格か、組織改革を経験したことのある人、他球団で組織改革が進んでいて、その組織改革を監督として、コーチとして、あるいは選手として経験したことのある人が適任だとこれまでYouTubeなどで話しておりましたが、まさに工藤さんは適任だと思いますし、球団の方針と全くもってミスマッチしないぴったりの人だと思います。
「ベースは球団でやってもらって構わない」“全権監督”ではなく“中間管理職”としての監督像
工藤さんの考え、まさに経験・知見もドラゴンズのフロントは聞いているわけです。工藤さんと何度も何度も会った時に、どんな印象だったのか。
加藤球団社長は「工藤さんから哲学・指導方針をたくさん聞いた。そして我々は共鳴・共感した。筑波大学大学院でも勉強されている。昔の昭和の野球観ではなく、科学的な指導を含めた考え方ができる人だ」と。こういう認識を持ったということなんですね。
球団方針ともマッチしているということが、8日のこの加藤球団社長のコメントからもよくわかります。
さらに加藤球団社長は「考え方の一つとして、編成は相談してやっていこうと言ったが『ベースは球団でやってもらって構わない』という返答が来た」と。
工藤氏が考える“新生ドラゴンズ”の編成
この編成というのは、 まずドラフト会議があります。新人選手を選択する採用試験があります。そしてコーチ人事があり…脇を固めなければいけない。さらにもっと言うと、ドラフトの後には2次戦力外、残念ながらユニホームを脱がすことも今後しなければいけない。さらに細かく言うと、FAがあったり、トレードがあったり、外国人をもっと連れてくるのかとか、現役ドラフトなどなど…ものすごく編成作業というのがあるんですね。
この編成作業をかつて全権を渡していた監督は、かなり意見を出していたんですが「全権くれよ。私が1から10まで、1から100まで全部決めるんだ」ではなく、「いやいや、プロフェッショナルの皆さんがいらっしゃるんですから、どうぞどうぞ皆さんにお任せします」というのがベースの考えなんですね。
かといって加藤球団社長、朝田本部長の考えというのは「とはいえこっちが全部決めるのではなくて、その都度その都度、ご意見は伺っていきますよ」と。
工藤さんは「ベースは球団におまかせします」と。とはいえ、全部球団が突っ走るとひょっとしたら暴走してしまうかもしれないので、そこは球団もトップの工藤さんと話し合いをしっかりしながら進めていきますよ、ということだったんですね。


