New Entry Period–June ’74

All Songs from American Top 40

volume 21: New Entry Period–June ’74

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Entry Number,Title-Artist
New Entry Date : Chart Action from new entry
(Points/Total points of the artist)

0423 Haven’t Got Time for the Pain-Carly Simon74.06.01 : 27,21,16,14,24,28(248/2085)

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邦題「悲しむ時はなく」、要するに「The Right Thing to Do」に続くオノロケソングである。いやあ、この時代の女性シンガーソングライターにしては珍しいほど歌詞に深みが感じられない人だなあ。

0424 A Son of Sagittarius-Eddie Kendricks
74.06.01 : 32,31,28,33(120/2266)
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邦題「射手座の男」ということで、インパクトの少ないナンバー。この曲のランクは妥当なところか。

0425 Another Park,Another Sunday-Doobie Brothers
74.06.01 : 36,32(54/1342)
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アメリカでも確かそうだったと思うが、名曲「ブラック・ウォーター」は最初この曲のB面としてカットされた。この曲も淡々としているが、結構良い曲なので、このシングルはお買い得だった。

0426 On and On-Gladys Knight & the Pips
74.06.01 : 40,29,22,17,13,10,5,5,12,20,30(550/4641)
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Curtis Mayfieldによりプロデュースされたサントラ「クローディーン」からの本国でのシングルカットがこれ。と、断りを入れたのは、日本では「胸いっぱいの幸せ(Make Yours a Happy Home)」がシングルカットされたからである。ともあれ、このサントラは、隠れた名盤で、Curtisの仕事の中でももっとも充実した一枚であろう。

0427 I’m Coming Home-Spinners
74.06.08 : 30,24,20,18,21,37(220/2384)
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正直言って、初登場してきたときは、もっと大ヒットになると思った。テンポの良い曲で、Spinnersのイメージとはちょっと違うが、ポップ性は高い曲。

0428 The Air That I Breathe-Hollies
74.06.08 : 35,27,21,11,11,9,9,7,6,17,31(577/733)
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邦題「やすらぎの世界へ」。この年のTOP40を語るときに欠かすことの出来ない名曲である。いわゆる半音進行を連続させ、独特の哀感を出すことに成功している。「Making love with you has let me peaceful,warm and tired, What more could I ask…」 いやあ、「tired」ですか。全編にあふれるギターが効果的。

0429 If You Wanna Get to Heaven-Ozark Mountain Daredevils
74.06.08 : 37,30,28,25,29(156/156)
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「Jackie Blue」の印象が強いグループだが、この曲と2曲だけのTOP40ヒットを持っているにすぎない。土臭いサウンドが、このころのサザンロック・ブームに便乗して成功している。

0430 Rikki,Don’t Lose That Number-Steely Dan
74.06.08 : 38,31,25,17,13,13,7,5,4,15,27(577/1655)
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Steely Danの「音」を代表する曲で、前年の「Do It Again」に続き、大成功をおさめた。アルバム「Pretzel Logic」も大ヒットし、日本でもファンが増えた。重いリズムの繰り返しがドラッグに通じる快感があると言われたのがこのころである。

0431 No Charge-Melba Montogomery
74.06.08 : 39(22/22)
忘れた… 「Novelty」指定がついているし、いったいどんな内容の曲だったのだろう。この人の名前はカントリーチャートで何回か見たような記憶もあるのだが。

0432 Sideshow-Blue Magic
74.06.08 : 40,32,26,20,16,14,11,11,10,8,10,14,13,28,37(713/713)
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ファルセットボイスを中心としたドラマチックなソウル・コーラスものとしてスタイリスティックスの「誓い」に匹敵するほど印象深い曲。イントロ部分の意表を突いた始まり方や、突如割り込んでくる高音のパートなど企画性も高かった。

0433 Rock the Boat-Hues Corporation
74.06.15 : 23,12,6,1,3,6,8,13,27,37(729/729)
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「僕たちの愛のボートをゆすらないでくれ」という内容だが、邦題は「愛の航海」。74年の後半全体に言えることだが、あっと言う間に落ちていった印象が強い。この曲なんかもリメイクされる可能性が高いと思う。(つまらない出来になりそうだが)

0434 Rock and Roll Heaven-Righteous Brothers
74.06.15 : 33,24,19,15,10,3,3,7,14,24(587/587)
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「Unchained Melody」ですっかり若いファンにもお馴染みのBlue Eyed Soulデュオだが、この曲は、なんと言っても、「若くして死んでいったロックスターの霊に捧げる」その内容が話題を集めた。その中には、まだ生々しかったJim Croceも登場、涙を誘った。

0435 Rock Your Baby-George McCrae
74.06.15 : 34,15,9,4,1,1,4,12,26,36(843/843)
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とってもセクシーな曲で、軽く鼻にかかったマリアッチなボーカルが心地よかったが、なにせまだ中学生だった私にとっては、その内容については縁遠い世界だった。KC & the Sunshine BandのCasey / Finchによる曲。

0436 Annie’s Song-John Denver
74.06.15 : 37,27,10,8,2,2,1,1,3,18,28(1009/2534)
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本当に74年の後半はチャートの変動が激しく、この曲もTOP40はたったの11週だけである。前作に引き続き、心を洗うような曲なのだが、実際の奥さんに捧げた曲と言うことでも話題になった。John Denverのアーティストとしての存在感からしても最高の時期にあった曲。

0437 Train of Thought-Cher
74.06.15 : 39,31,27,31(116/2139)
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前作よりもさらにオドロオドロしくなり、さすがに飽きられたか中ヒットに終わった。この後、5年間泣かず飛ばずの状態に陥ってしまうことになる、

0438 Already Gone-Eagles
74.06.22 : 34,32,33(84/671)
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アルバム「On the Border」からの最初のシングルで、まだまだ駆け出しの感が強かったEaglesの、若々しい雰囲気を伝える曲。まあ、「Take It Easy」に似すぎているといってしまえばそれまでだが、この後、急速にビッグ・アーティストの仲間入りを果たしていく事を考えれば思い出深い曲とも言える。

0439 Waterloo-Abba
74.06.22 : 39,30,24,18,18,15,11,7,7,6,24,34(577/577)
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ヨーロッパ勢にとって大きな登竜門であるユーロビジョン・ソング・コンテストの優勝曲。72年に日本でも結構ヒットした「木枯らしの少女」ですでに名前が知られていたBjorn & Bennyに、女性2人を加えて4人組としてレコーディングして成功した。この曲がチャート上昇中からすでにアーティスト人気は相当のもので、その後の大活躍も十分にうなずけるところ。日本でも熱心なファンが多い。カーペンターズのファン層の受け皿としても貢献度が高かった。

0440 Radar Love-Golden Earring
74.06.22 : 40,29,20,16,15,13,18,22,28,32(400/400)
全編にかなりハードでヘヴィな曲だが、このころには珍しいほどのヒットになった。出身地はオランダで、この後82年に「Twilight Zone」で復活したのにはかなり驚いた。

0441 If You Talk in Your Sleep-Elvis Presley
74.06.29 : 34,32,25,21,21,17,34(247/1361)
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寝言で俺の名前を言ったらばれちゃうよ、という不倫(この時代はこんな言い方をしなかったが)の定番のような歌。プレスリーに似合わないテーマと当時湯川さんが複雑な心境だったようだ。

0442 Finally Got Myself Together-Impressions
74.06.29 : 35,27,21,17,17,31(226/226)
50年代から実に息の長い活躍を続けてきたグループ、というよりCurtis Mayfieldが長く在籍し、リーダーとして君臨してきたグループという方が妥当で、ソウル・ファンにはお馴染み。Curtisも70年にグループを離れ、この曲は、最後のTOP40ヒットとなった。

0443 Taking Care of Business-Bachman-Turner Overdrive
74.06.29 : 37,30,24,20,20,16,12,12,25,33(406/676)
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前作とはかなり違う雰囲気の、ストレートでテンポの良いロックンロール・ナンバー。BTOの人気を確立させた曲で、アルバム「II」も大ヒットした。(アルバム中のギターソロはかなり聴かせてくれる。)邦題は「仕事にご用心」。

0444 Workin’ at the Car Wash Blues-Jim Croce
74.06.29 : 39,35,32,40,37,35(148/3870)
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本当はこういう曲こそ、Jim Croceがやりたかったことではないか、と思えるのだが、すでに冷静な聞き方など出来るわけもなかった当時の聴衆にとっては、肩すかしをされたような気がしたのではないか。「Bad Bad Leroy Brown」に通じる「語り」を感じさせる作品。

0445 Come Monday-Jimmy Buffett
74.06.29 : 40,37,30,30,35(133/133)
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その後、77年に大当たりする事になるJimmy Buffettだが、74年においてはまだ、この「心地よさ」を理解される土壌ができていなかったのか。 John Denverの亜流とみられたフシがあるのも痛かった。(これは、来月登場するDave Logginsにも言えることだが…)

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