第28回世界コンピュータ将棋選手権 前年優勝のelmoが敗退

驚くことばかりが多い最近だが、前年度優勝チーム(ソフト)が決勝進出を逃したのは初めてではなかろうか。

1位 たぬき…7勝1敗1分
2位 Hefeweizen…7勝1敗1分
3位 Apery…6勝2敗1分
4位 PAL…6勝3敗
5位 大合神クジラちゃん2…6勝3敗
6位 名人コブラ…5勝3敗1分
7位 妖怪惑星Qhapaq…5勝3敗1分
8位 HoneyWaffle…5勝3敗1分
———– 以上、決勝進出 ————–
9位 大将軍…5勝4敗
10位 たこっと…5勝4敗
11位 nozomi…4勝4敗1分
12位 elmo…4勝4敗1分
13位 読み太…4勝4敗1分
14位 Novice…4勝5敗
15位 ArgoCorse_IcSyo…4勝5敗
16位 W@ndre…4勝5敗
———– 以上、来年二次シード ——–
17位 習甦…4勝5敗
18位 スーパーうさぴょん2…3勝5敗1分
19位 S.S.E.…3勝5敗1分
20位 なのは…3勝5敗1分
21位 NineDayFever…3勝6敗
22位 GPS将棋…2勝7敗
23位 おから饅頭…2勝7敗
24位 dlshogi…1勝8敗

注目していた「dlshogi」は1勝8敗で二次予選最下位。ディープラーニングは将棋に不向きということではないのだと思うが、実際にどうなのだろう。Google、テンセントあたりと本気で戦ってもらいたいな。軍事増強競争よりよほど平和的なのだが。

1位のthe end of genesis T.N.K.evolution turbo type D(略称「たぬき」苦笑)は、11月の電王トーナメントで優勝した「平成将棋合戦ぽんぽこ」と同じ開発チームであり、もともと優勝候補筆頭である。

昨年大旋風を巻き起こした「elmo」は4勝4敗1分で12位。しかし、5回戦の対「クジラちゃん」以外の敗戦は、全て必勝の局面を原因不明のバグでの反則負け、もったいなかった。
全てelmoが後手番での出来事であり、200手目での反則負け。これは高確率での不具合であろう。実力は十分であるのに、病気やアルコールにおぼれて名人になれない棋士のようである。

決勝8チームの内訳をみてみる。

一次予選組は3。「Hefeweizen」(略称「白ビール」苦笑)「PAL」「名人コブラ」
昨年決勝進出も3。「たぬき」「クジラちゃん」「HoneyWaffle」
「Apery」はベスト8返り咲き、「妖怪惑星Qhapaq」は初のベスト8だが強豪である。


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