第77期将棋名人戦七番勝負第1局第1日 15:02千日手成立、新時代への頂上決戦は波乱の開幕、明日の指し直し局は封じ手時刻までの時間を両者折半し持ち時間から引いて先後入替え

いよいよ名人戦であるが、二日制なのに封じ手が存在しないとんでもない幕開けとなった。豊島二冠にしたらしてやったりかと思う。これで実質2戦連続の先手番だ。明日の指し直しも持ち時間が多く残っている。

名人戦は特別である。私にとっては、NPBでいう日本シリーズ、NFLでいうスーパーボウルのような存在である。竜王戦は賞金額を読売が積み上げて大型棋戦に仕上げたが、その前身は「十段」戦であり、名人とは比較にならない存在である。むしろ、差し込みがあった王将戦のほうがユニークな存在であったと思う。

戦前の予想では豊島押しが多数のようだ。天彦の二十世名人にも期待したいし、豊島の三冠王にも期待したい。名人に就いて以来、他のタイトルの挑戦者にすらなっていない佐藤天彦に対しては、しっかりしろと言いたいところだが、昨年、挑戦者の羽生を吹っ飛ばした力は侮れないし、A級を制した豊島も恐ろしく強い。

実質順位戦より長い持ち時間になった1日制の明日の指し直し局を大いに楽しみにしたい。

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