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すわ持将棋か!?と思わせる追い込みをみせた広瀬章人八段だったが、渡辺明王将が4勝3敗で防衛・連覇達成、三冠堅持 第69期王将戦七番勝負第7局2日目

結果的に三冠を保ったまま、名人戦を迎える渡辺明は内心安堵しているかもしれない。しかし、この最終局でも昨年勝ちまくっていた当時の強さは感じられない。馬王ヒロセゼンリューオーの末脚がさく裂し、一気に王将位を奪わんとする勢いだったが、最後はグダっ...
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中原誠、羽生善治を凌駕する藤井聡太の高勝率を示す指標2つ

世の中、武漢ウイルスや東京五輪延期の話で持ち切りだが、あえて将棋の話を続ける。 その1 通算対局数200局時点の勝率 1.藤井聡太 0.8400 2.羽生善治 0.7900 3.中原 誠 0.7800 その2 生涯通算勝率8割を超えている期...
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第61期王位戦挑戦者決定リーグ 白組1回戦 藤井聡太七段、史上初の3年連続勝率8割達成、リーグ戦も3連勝でトップ快走

紅組も豊島竜王・名人が3勝目をあげたが、永瀬叡王・王座に1敗してしまったので、挑戦者決定戦に進むのが難しい。その永瀬2冠は佐々木大地五段戦を持将棋指し直しの末、総手数374手にて勝利。終局は24時23分。さすが「負けない将棋」観戦しているほ...
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第69回NHK杯将棋決勝 深浦康市九段vs稲葉陽八段は地球代表フカーラが初の栄冠

かたや王位3期、かたや名人挑戦1回、と実績は十分ではあるが、渋い(地味な)決勝戦となった。稲葉八段の研究が冴えているように思えたが、出た銀が下がった1手が意外で、後半は一方的な展開になってしまったのが残念だった。 A級順位戦における4勝5敗...
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将棋YouTuber棋譜利用公開質問、弁護士ドットコムで取り上げられる

ん~、これは普通に「不許可」の回答を連盟がしているのに、ぐだぐだYouTuber側がやってるだけに思える。棋譜は勝負の軌跡であると同時に人知を振り絞った芸術ですらある。そう簡単に金もうけの手段にさせるものではない、と私は思う。 日本将棋連盟...
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棋王戦8連覇は偉業だが、王将戦の最終局も含めて全てはプロローグ 4月からの名人戦・叡王戦で令和初期の将棋の覇者がみえてくる 第45期棋王戦五番勝負第4局

挑戦者が本田五段では正直、渡辺棋王からするとボーナスステージのような棋王戦であっただろう。得意の先手相掛かりで一矢報いただけでも本田五段には大きな収穫だったのは間違いない。 さて、問題は4月からの名人戦・叡王戦である。豊島竜王・名人とすれば...
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第69期王将戦七番勝負第6局2日目 一見味の良い▲5六桂を咎め渡辺王将が逆転勝ち、決着は最終第7局へ

うーん、手の広い局面であったが角道を遮断する自然な手が緩手になっていたとは。▽5六角と気分良く取られるだけの哀れな駒になっていた。ここで咎められるのは現在では豊島竜王・名人、渡辺三冠くらいであろう。いずれにせよ、佐渡での最終決戦が決まった。...
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第69期王将戦七番勝負第5局2日目 魔王vs馬王の息詰まる終盤戦 ここまで自陣が崩壊しても勝ててしまう将棋の妙

渡辺王将が評価値をジリジリあげて、また、最近の終盤状況から広瀬八段が断続的に最善を逃す流れがきていて、防衛王手は間違いなしかと感じたが、ここまでダイナミックな(+2000以上からの)逆転劇は久しぶりにみた。 先手番シリーズを後手番でブレーク...
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第69期王将戦七番勝負第5局1日目だが、左手がしびれる、やばい

将棋は広瀬八段が60手目を封じて1日目終了。 そんなことより、少し、かなり、心配なことが起こった。朝目覚めると左手がひどくしびれていた、左側を下にして寝ていたのだが、指が曲がって戻らないほど。ほどなく治まったが、相変わらずふらつくし脳血管が...
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第78期順位戦C1級 藤井聡太七段 10戦全勝で昇級に花 順位戦通算29勝1敗勝率 .967

つくづく昨季の近藤誠也六段戦の敗戦が痛い。最年少タイトルも現在の棋聖戦決勝トーナメントが正念場。 ⇒ いいね!の前にこちらのクリックを是非お願いします! ↓ にほんブログ村
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【悲報】第17回詰将棋解答選手権チャンピオン戦、コロナウイルス禍で開催中止に 藤井聡太七段が記録更新中の連覇は5で一旦ひとやすみ

驚異的な6連覇は間違いなしであったが、来年の楽しみにするしかない。 詰将棋解答選手権 速報ブログからのお知らせ ところで、こんなに素晴らしい書籍がある。特にチャンピオン戦は私としては自力で解くものではなくてあくまで観賞用である。これを時間内...
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第45期棋王戦五番勝負第3局 はっきり先手番シリーズとなったが、本田奎五段の負けっぷりが気になる

先手番の相掛かり採用時の本田五段はタイトル戦出場棋士に相応しい将棋を指すように思えるが、そうでない場合は並みの五段なのかもしれない。次局は必ず勝って、最終局の振駒に期待したい。 ユーチューバー折田に負けてプロ入りを許すような棋士がタイトル戦...
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第78期の「将棋界の一番長い日」は注目度合いが低めになるのは仕方がない

静岡市葵区の料亭浮月楼(ふげつろう)にて全5局一斉に行われているA級順位戦最終9回戦である。「将棋界の一番長い日」と称されトップ棋士たちが1日がかりで死力を尽くす熱戦を繰り広げる。今年は新型コロナ肺炎禍の真っただ中ということもある上に、渡辺...
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第5期叡王戦挑戦者決定三番勝負 第3局 豊島将之竜王・名人が挑戦権獲得 さあ大変なことになった、名人防衛&叡王挑戦、最大14連戦

以前将棋のブログのアンケートで第5期叡王戦の挑戦者は?というものがあった。私は豊島竜王・名人の2勝1敗と予想したのだが、奇しくも的中した。 竜王・名人の2勝1敗 渡辺明の快進撃もここまで。タイトル初防衛に燃える豊島竜王名人が三冠王になる。 ...
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第69期王将戦七番勝負第4局2日目 先手矢倉vs後手雁木 途中紛れかけたが、終始優勢を確保した広瀬八段が待望の2勝目、対する渡辺王将は直近3連敗

昨日は広瀬八段が49手目を封じて1日目終了。▲2四角(51手目)あたりは手が広く、難しい局面。広瀬八段の右桂が跳ねたあたりから先手が順調になってきた。先手矢倉vs後手雁木では雁木側がうまくいかないことが多いのだろうか。研究しがいのあるテーマ...
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第61期王位戦挑戦者決定リーグ 白組1回戦 藤井聡太七段vs羽生善治九段 普通に強かったレジェンドをねじ伏せて若きレジェンドが勝利

AbemaTVで視聴。いやはや、タイトル戦かと思ってしまうほどの扱いですな。解説者がこれまたすごい。王位戦挑戦者決定リーグ注目の開幕戦の解説を現王位の木村一基がやっちゃうんだから。そもそもこの木村一基王位は解説名人で名高い。手の解説も当然の...
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第45期棋王戦五番勝負第2局 詰んでいないものを詰んでいると断定して勝ちきった本田奎五段よりも、勝つ気力を失って敗北した渡辺明棋王のほうが心配である

17時41分、渡辺明棋王投了。先日の叡王戦挑戦者決定第2局ほどの唐突感はなかったものの、これまた早めの終局だった。立会人の田中寅彦九段が「▲6一金は取れば詰まないですよね」と問いかけたところ「詰みです」と即答した本田奎五段。ところが動かして...
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第45期棋王戦五番勝負第2局 前夜祭

宇都宮だったら新幹線で1時間で行けたのだった。比較的近い。 田中寅彦、老けたな〜、でもまだまだダンディである。対局開始は明日9時。 渡辺明棋王の頭髪が濃く見える。 応援も兼ねて是非ともワンクリックお願いいたします! ↓ にほんブログ村
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第5期叡王戦挑戦者決定三番勝負 第2局 豊島竜王・名人の勝因は渡辺三冠の対局過多か竜王・名人へのゆるぎない信頼感か、いずれにせよこの対局は名人戦へ続く十番勝負の行方を占ううえで大きな1局となった

形勢は大きく豊島将之竜王・名人に傾いていたとはいえ、88手・19時38分での投了はあまりにも早すぎた気がする。竜王・名人のほうが残り時間は1時間程度少なく、人間同士の対局では秒読みになれば何かが起こる可能性が高い。三冠の真骨頂である細い攻め...
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将棋の渡辺くん(ワイドKC)コミック (紙) – 2015/12続刊中 伊奈 めぐみ(著)

全巻一気読み。渡辺明三冠夫人の伊奈めぐみさんのことは以前書いた⇒ここ。絵が上手、渡辺明氏面白すぎる。ここまでプライバシー晒す度胸に感嘆。全日本人必読である。別冊少年マガジンで絶賛連載中! 将棋の渡辺くん wiki いいね!の前にこちらのクリ...