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第77期順位戦C1級 藤井聡太2期連続&師弟同時昇級を逃すも勝利をもぎとり年度最高勝率更新に大前進

今年度のC1級はある意味、A級よりも注目を浴びたかもしれない。杉本昌隆八段&藤井聡太七段の師弟コンビのおかげである。前局で敗れた藤井聡太は最終局で新鋭都成竜馬五段に勝ち9勝1敗の成績をおさめた。しかし、師匠の杉本昌隆八段、船江恒平六段に前年...
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第68回NHK杯 将棋準決勝第1局 羽生九段vs丸山九段 30分以上放送時間が余る異常事態

これは羽生がすごいのか、丸山がだめなのか。羽生が先手で丸山が後手の一手損角換わり。丸山の得意戦型である。 羽生が55手目に放った飛車角両取りの割打ちは銀ではなく角であった。私と同年齢の解説谷川九段も感嘆していた。 終局は何と11時23分!3...
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久しぶりの将棋ランキング1位になった日に豊島将之2冠がA級順位戦を制し名人挑戦者に

現在のA級順位戦で最も勝てる棋士が挑戦者になった、ということでこの結論は当然である。 名人位は防衛するよりも挑戦者になるほうがある意味難しいのではないかと思う。B1級は鬼の棲家と言われるが、所詮はA級の下のクラスなのであり、正確にはA級にひ...
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第77期 一番長い日

AbemaTV生放送 第77期順位戦A級9回戦 最終一斉対局 名人挑戦者決定!〜将棋界の一番長い日〜 3月1日(金) 08:30 〜 3月2日(土) 03:00 解説者:藤井猛九段、行方尚史八段、八代弥六段、門倉啓太五段、藤森哲也五段、黒沢...
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第68期王将戦七番勝負第4局2日目 何の波乱もなく渡辺明が4連勝で王将位奪取

いやー強い。手合い違いかってくらいの渡辺明の圧勝である。5期ぶり通算3期目の王将位、昨年度、竜王を鬼畜眼鏡に奪われ1冠のみとなってから1年2ヶ月ぶりの複数冠(2冠)。一体どうしてしまったのかと危ぶんだ状態からの見事な復活である。対する久保は...
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カツブロに限らず何故ブログを書くか?に対する回答について

何故、こんな話にしたか、最後に記載する。 私の答えは「その日にあったことを残しておきたいから」なだけである。<そんな個人の日記みたいなものはチラシの裏に書いてろ>と言われたら<そうですね>としか言えない程度のモノであり、実際、間違ったことや...
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第68期王将戦七番勝負第4局1日目 背水の陣の久保王将は初手7八飛で三間飛車vs居飛車の対抗形に

久保は現代きっての振飛車の名手として、魔太郎渡辺明に意地をみせにきた。トマホークか藤井システム三間バージョンか、、、と思ったらノーマル三間飛車だった。どうも封じ手時点で早くも渡辺明のほうがいい感じである。2冠王獲得前夜になってしまいそうであ...
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第68回NHK杯 将棋準々決勝第4局 何が楽しくて公共放送で同窓会をやろうというのか

思えば1年前の今日は台湾へ日帰りをした日であった。やればできるのである。 先ほど放送終了。何とも苦笑せざるをえない状況になってきた。先週豊島2冠が羽生に敗れて、すっかり今期のNHK杯戦への興味を失っていたところである。そこへもってきてこの状...
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第4期叡王戦挑戦者に永瀬拓矢七段

ウルトラマンにメガトン怪獣スカイドンというのがいた。ただ重いというだけで無敵のウルトラマンを窮地に追いつめた強敵である。重いというのはそれだけで大相撲でも他の格闘技でも大きなアドバンテージを得ている。将棋で言うと腰の重さ、対戦相手が音を上げ...
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第12回朝日杯将棋オープン戦 V2を達成した藤井聡太七段は朝日杯で丸2年無敗のまま

件名は当たり前のことを記しただけのようだが、番勝負ではない全棋士とアマチュア10人・女流棋士3人参加のトーナメントでのV2は恐ろしいなんてものではない。これまでの内容を振り返ってみよう。ひとり先頭に変なおじさんがいるが気にしてはいけない(苦...
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カドカワ川上社長の引責辞任が示すもの

Yahoo!ニュースと銀杏氏のツイートを読んでみてほしい。これらが示すのは序列第3位の将棋タイトル戦「叡王戦」存続の危機である。 夏野社長「叡王戦は少なくとも今年は大丈夫。将棋はこれまで盛り立ててやってきた。この動きをドワンゴ1社でない形に...
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第44期棋王戦五番勝負第2局 充実著しい渡辺明が王将戦・棋王戦ともにストレート奪取・防衛を果たそうとし『いだてん〜東京オリムピック噺〜』第6回ではこんなに楽しい大河ドラマは今後観られないだろうとあらためて感じた

このカツブロで唯一縛りを感じるのは右下に出てくる「カツブロ更新情報」の最新5件分である。これがあるために連投を控えていることがある。今日のように棋王戦で渡辺明が見事な逆転勝利をおさめた同じ日に「いだてん」があるとそれだけで2本、Eテレの将棋...
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第68期王将戦七番勝負第3局2日目 今の渡辺明は自身の三冠王時代よりも強くなっていたりしないか

渡辺明が三冠王になったのはもう6年前の3月だった⇒葛飾区出身最強棋士 渡辺明が棋王位を奪取し史上8人目の三冠王に これで指し込みであるし、ここから久保が4連勝するのは難しすぎるので、事実上、二冠王復帰は確実視していいだろう。2年ぶり復帰のA...
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第68期王将戦七番勝負第3局1日目 後手ゴキゲン中飛車の久保王将が54手目を封じた

さて、2日制のタイトル戦の封じ手は何故18:00なのだ?このご時勢2日もかけて1局の将棋を指す意義はあまりないだろう。伝統ある王将戦と名人戦、竜王戦は2日制を残してもいいかもしれない。 そんなことより、これで3局連続で対抗形である。コンピュ...
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23:37 藤井聡太七段投了、無用な大長考後の2二歩成が超絶悪手、これで順位戦連勝記録、師弟同時昇級、年間最高勝率が吹っ飛んで、1年棒に振る可能性が高まった

22時19分の1手であらゆる記録を失った藤井聡太。やはり谷川浩司の21歳名人というのは不朽の大記録であり続けるのだろうか。さすがに藤井聡太も最後のほうは何度もがっくり項垂れていた。順位が下位なだけに昇級も相当に厳しい。現時点でのC1級最終局...
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第44期棋王戦五番勝負第1局 渡辺明がいきなりの後手番ブレーク勝利で7連覇に向けて好発進

先手は広瀬竜王、戦型は相掛かり。渡辺明棋王が序盤で稼いだリードをそのままつないで勝ちきった。これで現在挑戦中の王将戦での2連勝と合わせて、豊島将之に続いて二冠王に復帰するまであと2勝ずつである。 AbemaTVの将棋チャンネルの中継をクロー...
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伝説どころか神話創世記レベルのA級最長不倒連敗記録、阿久津主税神の進撃はまだまだ続くか

昨日、ついにA級初勝利か、と記し、私が眠りについている間に、やはり阿久津主税八段は敗れていた。 年度 位 名 勝 敗 1 2 3 4 5 6 7 8 9 2014 10 阿久津 0 9 ● 行方 ● 森内 ● 佐藤 ● 深浦 ● 広瀬 ● ...
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第77期A級順位戦8回戦 豊島将之二冠が7勝1敗で一歩抜け出す、そして、阿久津主税八段驚異のA級順位戦連敗記録に終止符が打たれる可能性が出てきた

8回戦、現時刻での速報である。 ▲羽生-二冠△ 088手まで 後手豊島の勝ち ▲代表-竜王△ 131手まで 先手深浦の勝ち ▲会長-糸谷△ 104手まで 後手糸谷の勝ち ▲王将-三浦△ 116手まで ▲物置-阿久津 102手まで 阿久津主税...
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2つの小さな残念なことはあったが、全てを吹き飛ばす今年の妻の誕生祭はJUST MEATにて

渡辺明棋王があっさり連勝ストップし、昨年王位から陥落した菅井竜也七段が勝ち上がった。これで第4期叡王戦挑戦者決定三番勝負は永瀬拓矢七段との対決になった。高見叡王とのタイトル戦そのものには興味はほとんどない。C2級から全く上がれなさそうなタイ...
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『いだてん〜東京オリムピック噺〜』第4回 素手で徳三宝に頭部をはられたらあの世行き間違いなしであるのと第68期王将戦七番勝負第2局2日目 渡辺明棋王の15連勝がただの連勝ではない件

いだてん、相変わらず45分があっという間に感じる。おかしいな、昨年、一昨年の大河は1回視るのも苦痛で早々に止めたが、今年は3回視ても平気である。BS4Kが視聴できれば4回視てしまうところだ。 朝の連続TV小説でこうなってしまうと残り少ない人...