将棋

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第68期王将戦七番勝負第2局1日目 将棋のタイトル戦のエントリについて

当ブログには明文化していないがポリシーのほうなものが存在していて(時としてそれは平気で自分で変更したりするのだが)それがあるから続けていくことが出来ると言ってもいいくらい重要なものであったりする。 そのひとつに、将棋のタイトル戦については出...
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第68期王将戦七番勝負第1局2日目 渡辺明が落とすはずがなく落としてはいけない先手番にて先勝、そしてOthelloQuestにはまる

渡辺明棋王の先勝である。後手の久保王将は捌きのアーティストの異名を持つ棋界最高の振飛車使いである。その久保王将ですら後手のゴキゲン中飛車で敗れてしまった。後手番の振飛車というのは、居飛車穴熊の堅陣に駆逐されたノーマル四間飛車の如く、滅びゆく...
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第68期王将戦七番勝負第1局1日目だが、第237回TOEIC® Listening & Reading Testを受験し、『いだてん〜東京オリムピック噺〜』第2回もあり

何でも一つの記事に入れるとエッジが効いたものにならないのだが仕方がない。 渡辺棋王の先手で居飛車vs久保王将のゴキゲン中飛車。両者慎重な駒組みで43手目を渡辺棋王が封じて1日目終了。そんなことより、伝統ある王将戦は来期(第69期)から「大阪...
将棋

渡辺明10連勝でA級確定、来期A級順位戦に(名人を除く)7大タイトル保持者が集結する可能性が高まった

現時点の順位戦を基準にしたタイトル保持者たちの立ち位置は以下のようになっている。 佐藤天彦 名人 広瀬章人 竜王 A級3位(6勝1敗) 久保利明 王将 A級5位(3勝4敗) 豊島将之 王位・棋聖 A級6位(6勝1敗) 渡辺明 棋王 B1級1...
国内

序列第1位に広瀬竜王、以下、天彦名人、豊島二冠、高見叡王、斎太郎王座、渡辺棋王、久保王将、羽生九段、、、

一部では新しい羽生の肩書きが「九段」になったことがニュースになっているが、これは当然の帰結と思う。前竜王などは羽生が望むはずもなく、ましてや谷川や森内が九段であるのに先に永世名人を名乗るわけにもいかぬ。まだまだタイトルを獲りにいく気概を示し...
将棋

かつて平成という時代があり羽生善治という傑出した存在が30年にわたり99期もの将棋タイトルを保持したことがある、と語られることは間違いない 第31期竜王戦七番勝負第7局第2日

本日は通常勤務の日であり、終局は18時48分、帰宅途中の京成電鉄の車両の中であった。歴史の分岐点に立ち会えたのだからAbemaTVには感謝するしかない。 広瀬はレーティング1位の力を存分に発揮し、相手も衰えたとはいえ、どちらが勝っても竜王に...
健康

日本将棋史に残るであろう一局は広瀬章人八段の先手で角換わり相腰掛銀 第31期竜王戦七番勝負第7局第1日

今の広瀬に先手を持たれて勝ちにいける棋士はめったにいないことは確実であるが、この決着の一局で振り駒で先手を取るとは、広瀬の勢いは侮りがたい。71手目を広瀬が封じて1日目は終了である。 意外や意外、羽生のほうが持ち時間の消費が少なく、局面も後...
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今年の勝ち頭のガルシアを阪神に奪われ、竜王にあと1勝に迫った広瀬章人が棋王戦の挑戦者に決まった日に誠論会(仮)メール会員を選択した

これでカツブロしばらく続くかな。 今年辛うじて最下位を免れたのはガルシアが13勝をあげてくれたからである。そのガルシアが最下位だった阪神へ行くことになった。こんな喜悲劇ばかり中日ドラゴンズは演じている。落合博満を批判する連中に聴いてみたい。...
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第31期竜王戦七番勝負第6局第2日 前代未聞の昼食休憩前投了でついに最終戦へ、無冠か100期か、史上最大の振り幅の1戦で平成とともに羽生の時代が終わらんとしている

やはり何故羽生が横歩取りへ誘い、自爆に近い敗戦へ突き進んでいったかよくわからないままである。 2日目は実質1時間程度しか指していないのではないだろうか。たしか、丸山九段の将棋で2日目早い時間に終わった将棋があった。その将棋は形勢は初日でほぼ...
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第31期竜王戦七番勝負第6局第1日 あとのない広瀬八段相手に驚愕の後手横歩取りへ誘導した羽生竜王は何を考えているのか

あと一敗はできるから遊んでみようという気になったのではあるまいな。または、AlphaZero流に横歩にしたわけではあるまいな。などなど余計なことを考えてしまう。正しく指せば後手(羽生)が不利なのだが、後手が研究に誘導できる戦型であるのも事実...
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第31期竜王戦七番勝負第5局第2日 馬と呼ばれる広瀬が龍馬2枚と桂馬にやられた

これで広瀬は1敗も出来なくなった。しかし、2つ勝てば新竜王である。タイトル100期など馬鹿馬鹿しく突出した記録を許すべきではない。本局は前2局と異なり、広瀬は終盤の時間攻めに失敗した。中盤までリードされてもこれでいけるという計算があったのだ...
将棋

第31期竜王戦七番勝負第5局第1日 いよいよ大詰めが近づいてきた

羽生がいくぶん指しやすそうにみえる。しかし、少々の優位を保っていても終盤でやらかしてしまうのが最近の羽生だ。まだまだ期待している。この第5局をとったほうが竜王位をほぼ手中にすることになるだろう。 自身の棋士人生の中で、現在最高に油が乗ってい...
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第68期王将戦挑戦者に渡辺明棋王

私が復活を命じた渡辺明がその狼煙をあげた。既にB1級順位戦では8勝0敗でA級復帰をほぼ確実にしているし、ここに来てタイトル戦登場でまずまず復調と言ってよいのではないだろうか。久保から王将位を奪取すれば通算タイトル数は21期、谷川浩司の27期...
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第4期叡王戦本選トーナメント羽生竜王(前棋聖)vs菅井七段(前王位)は豊島相手に失冠した両者の争いだからか、藤井聡太七段の初解説のほうがニュースになっている

ニコ生はChromecastに対応していないから視聴しにくいな。プレミアムでないと追い出されるし。 本局は20時までは藤井聡太を見守る番組、20時からは羽生の衰えを痛感する番組だった。敗着は1八歩であろうか。これを視ると羽生は竜王失冠不可避...
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第68期王将戦挑戦者決定リーグ戦は渡辺明棋王と糸谷八段のプレーオフへ

S級順位戦と呼んでも良さそうな今期の王将戦挑戦者決定リーグは最終戦を終えても決着がつかず、渡辺明棋王と糸谷八段のプレーオフで挑戦者が決まることになった。豊島二冠に期待していたが3勝3敗で辛うじてリーグ残留を決めた。現在竜王戦を戦っている広瀬...
台湾

与党民進党が惨敗し蔡英文総統が党代表辞任した台湾統一地方選や、心揺るがぬ逆転Vでグランプリファイナル進出をいとも簡単に決めた紀平梨花のことも書きたかったが、やはり今日は、もはや不調という領域を静かに脱しつつある重篤な終盤のやらかし症候群に陥った羽生を気の毒にさえ感じるような第31期竜王戦七番勝負第4局第2日のことを書く

予告していたNHK杯戦の3永世名人の一局は森内俊之十八世名人(九段)の勝ち。フリークラス転出などする必要があったのだろうか。もう一度名人に復帰することは困難であるかもしれないのだが、まだまだ、将棋棋士の本場所である順位戦を盛り上げてほしかっ...
国内

大阪万博(EXPO’70)の思い出と第31期竜王戦七番勝負第4局第1日

カツブロをやっている皆さんなどは感覚的に私と同年代の方が多くて、EXPO'70に関しての記憶も似たようなものがあるかもしれない。最近は昔話をする時間も惜しく、過ぎたことには興味すらなくなっているのだが、ちょっとだけ振り返ってみる。 結論から...
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藤井聡太七段の年度内タイトル戦登場消滅、第4期叡王戦本戦トーナメント1回戦で敗退、斎藤慎太郎王座の壁高し

藤井聡太七段はマスクをしながらの対局で体調万全とはいかなかったようだが、今年度もタイトル戦登場なしに終わった。 恐ろしい終盤力を誇り史上最強クラスのポテンシャルは持ちつつも、現時点での実力はA級やタイトル保持者には一歩及ばない、というところ...
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次週NHK杯テレビ将棋トーナメントは永世名人3名登場の冠絶カード

谷川浩司十七世名人(九段)と森内俊之十八世名人(九段)の対局で解説が羽生善治十九世名人(竜王)である。こんな組み合わせがかつてあっただろうか。全人類必見である。 こちらへのクリックが一番の応援です! ↓ にほんブログ村 にほんブログ村
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さあ、現将棋連盟会長の「天衣無縫 佐藤康光勝局集」で将棋感覚を破壊されよう

来月、現将棋連盟会長 佐藤康光九段の新刊「天衣無縫 佐藤康光勝局集」が出るらしい。 佐藤康光は特異な棋士である。 羽生を除く羽生世代では森内に次ぐ実績を上げていて、その独特な棋風は変態流と呼ばれ、誉め称えられている。しかし、私程度の棋力では...