All Songs from American Top 40
volume 7: New Entry Period–April ’73
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- Entry Number,Title-Artist
- New Entry Date : Chart Action from new entry
- (Points/Total points of the artist)
0154 One Man Band (Plays All Alone)-Ronnie Dyson73.04.07 : 37,32,29,28(118/118)
- 70年、「Why Can’t I Touch You」のトップ10ヒットを放ったロニー・ダイソンのもう一つのTOP40ヒットがこの曲。同名異曲のレオ・セイヤーの曲(アルバム「Just a Boy」に収録され、75年最高位95位。本当に悲しい詩を持ち、そのメロディの明るさに泣かされる)に比べると歌詞が率直すぎていま一つ泣けない。
- 0155 Bitter Bad-Melanie
- 73.04.07 : 38,36(48/48)
- 「レイダウン」「心の扉を開けよう」の大ヒットを持つメラニーの最後のTOP40ヒット。CSN&Y系のフォークシーンを語るにはには欠かせない人で手作りのサウンドが印象的だった。だが、「心の扉を開けよう(Brand New Key)」はメッセージソングでも何でもなく、失恋の歌である。(邦題出来すぎ)
- 0156 Reelin’ in the Year-Steely Dan
- 73.04.07 : 39,29,22,19,15,11,11,11,12,22,25(502/1078)
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- スティーリー・ダンの第2弾ヒット。全作に比べるといくぶんストレートなロックに仕上がっているが、そこは「スティーリー・ダン」なので、独特のスパイスがふんだんにかかっている。
- 0157 Out of the Question-Gilbert O’Sullivan
- 73.04.07 : 40,30,27,22,19,18,17,36(288/1207)
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- この曲からオサリバンの転落が始まる。どことなく日本の「ガロ」を思わせる「自分の魅力についての勘違いによる短命」を感じる。この曲のようなアップテンポなポップスをけしてファンは求めていなかった。なお、この曲は日本、イギリスではシングルカットされていない。
- 0158 Hallelujah Day-Jackson 5
- 73.04.14 : 34,31,29,28(122/414)
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- このころのジャクソン5には珍しいほど軽く、ポップなナンバー。軽すぎたことが災いしたのか、大きなヒットにはならなかった。
- 0159 Pin-Ball Wizzard / Steal Me,Feel Me-New Seekers
- 73.04.14 : 37,33,31,29(114/114)
- ロックオペラ「トミー」からのスマッシュ・ヒット。この曲はエルトン・ジョンも好んで演奏している。なお、New Seekersといえば、72年初頭の「愛するハーモニー」なのだが、この曲を用いたコカコーラのCMが非常に素晴しい出来で、だんだんと人の輪が大きくなっていき、この曲をコーラスしていく様子は、感動的でさえあった。歌詞の内容ももちろん映像にあっていた。こんな方法で平和を希求することもできたのである。
- 0160 Step by Step-Joe Simon
- 73.04.14 : 38,37(47/47)
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- すでにここまでに3枚のミリオンセラーをもつJoe Simon。3枚ともTop10にあと一歩届かずにミリオンセラーになっているのが大きな特徴。60年代後半から息の長い活動を続けていた。
- 0161 Funky Warm-Ohio Players
- 73.04.14 : 39,26,24,21,19,16,15,27,29(346/346)
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- 初めてこの曲を聞いたとき、なんたる「キワもの」だと思った。(もちろん当時の私にはそんな語彙はないのだが、当時の感覚を表現するとほかに言葉が見つからない)このグループの音を受け入れるには、私はまだ子供だった。
- 0162 Oh La De Da-Staple Singers
- 73.04.14 : 40,34,33(76/76)
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- このグループも日本ではまったく評価されないグループだが、全米1位を2曲もち、ゴスペル色のある実に息の長く充実した活動をしている。スタックスの音は、日本とは実に遠いところで息づいていたのである。
- 0163 Frankenstein-Edgar Winter Group
- 73.04.21 : 25,15,10,7,4,1,3,2,6,13,16,21,27,40(1009/1009)
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- まさに狂い咲きともいえる大ヒットで、この曲が1位までいくとは意外だった。いうまでもなくEdgarはJohnny Winterの弟であり、この曲はRick Derringerのプロデュース作品である。曲自体はタイトルそのもののヘビーメタルともいえるような大ハードロック大会のインストゥルメンタルである。
- 0164 Pillow Talk-Sylvia
- 73.04.21 : 30,26,20,14,9,6,4,3,3,6,6,16,18(839/839)
- 82年「Nobody」をヒットさせたSylviaとは当然別の人で、奥村チヨさんなどの「オトナの歌謡曲」を思わせるセクシーな曲。(当時、中学2年だった私には恥ずかしくて…)
- 0165 Daniel-Elton John
- 73.04.21 : 35,25,14,9,5,3,2,4,5,8,15,25(809/2136)
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- エルトンの全盛期を飾る佳曲である。当時、レコード会社の反対を押し切ってシングルにしたといういわく付きの曲なのだが、なぜこれを評価しなかったか理解に苦しむ。伸びやかなメロディに乗せて歌われる「兄」ダニエルとの別れの寂しさ、ひとつひとつのフレーズが十分印象的だと思うのだが。クロコダイル・ロックの2匹目のドジョウを狙うべきだと考えたのかもしれないが、振り切ってシングルにしたエルトンは偉い。
- 0166 Cherry Cherry-Neil Diamond
- 73.04.21 : 36,35,31,31(111/483)
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- Neil Diamondにしては珍しいほどのアップテンポなナンバーで、この年売れまくったライブアルバム「Hot August Night」の熱狂を伝える。ただ、やはりTom Jones的な「エンターテイナーのロック」を感じる。それを良しとするかどうかは、聞き手の側の問題なのだが。
- 0167 The Right Thing to Do-Carly Simon
- 73.04.21 : 38,30,25,21,18,18,26,25,37(317/1837)
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- 邦題「愛することの素晴しさ」は少し出来すぎだと思われるが、幸せの絶頂にある彼女の「ノロケ」が、ここまで高らかに歌われると、その後、結局別れてしまうのが想像できない。
- 0168 Hocus Pocus-Focus
- 73.04.21 : 39,27,23,17,13,10,9,9,16,19,37(511/511)
- オランダのプログレッシブ・ロック・グループであるFocusの、あまりに名高いTop10ヒットである。この曲が納められた「Moving Waves」もよくまとまったアルバムで、シンフォニックなロックが好きな人には必携。ただ、この曲はアルバムの中では非常に例外的な曲なので、この曲のスピード感をアルバムに求めてはいけない。B面の全部を占める組曲の途中、ヤン・アッカーマンのギターは凄い聞きものになっている。
- 0169 Thinking of You-Loggins & Messina
- 73.04.28 : 32,27,22,19,17,20,27,33(298/1032)
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- フォーク、カントリー色の強い、明るくさわやかなナンバー。歌詞の内容も10代的なみずみずしさにあふれていて印象的。ジム・メッシーナのサウンド造りが光る。なお、Loggins & Messinaのアルバムでは、74年発表の「Mother Lode」が素晴しく、70年代に発表されたすべてのアルバムの中で「私の10枚」にはいるほど気に入っている。
- 0170 My Love-Paul McCartney & Wings
- 73.04.28 : 36,26,13,6,2,1,1,1,1,2,3,9,21,31,40(1488/1896)
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- Paulのウイングス時代の中でも、もっともロマンチックなバラード作品で、日本でも大ヒットした。アルバム「Red Roses Speedway」から、次作「Band on the Run」までの成功で、Beatles解散以降のスランプを脱していき、70年代においてもトップ・アーティストの地位を確立したのである。
- 0171 Armed and Extremely Dangerous-First Choice
- 73.04.28 : 37,34,32,31,28(143/143)
- この年のいわゆるフィラデルフィア・ソウルの中でも、もっともドラマチックな曲造りをしてヒットしたナンバー。イントロの汽車の効果音やサビの部分のコーラスなど、緊張感の中に、伸びやかさも感じさせる。邦題は「暁の非常線」。
- 0172 I’m Doin’ Fine Now-New York City
- 73.04.28 : 38,33,28,27,21,18,20,18,17,19,23,30(453/453)
- 「君と別れたときは、死ぬほど辛かったけど、今は君なしで僕は元気でやっているよ」と健気に歌うこの曲は、ニューヨーク出身のこのソウルコーラスグループにとって唯一のTOP40ヒット。リフレインが覚えやすくロングセラーになった。
- 0173 Leading Me-Independents
- 73.04.28 : 40,35,30,26,23,21,28,22,26(298/298)
- この地味なソウル・バラードが、このグループの唯一のTOP40ヒットであり(41位止りが一曲あり)、ミリオンセラーになっている。同じ週にTOP40にデビューしたNew York City、First Choiceは、ポップファンにも受け入れやすい作りだったが、この曲は、「どソウル」の印象が強く、エアプレイは少なかったようだ。