第5期叡王戦第5局 優勢から先、相手を仕留められない豊島将之竜王・名人に一抹の不安を感じる

第1局      113手にて千日手
第1局指し直し局 115手にて豊島将之竜王・名人勝ち
第2局      222手にて持将棋
第3局      207手にて持将棋
第4局      232手にて永瀬拓矢叡王勝ち

と来て、注目の第5局は、、、
第5局      113手にて永瀬拓矢叡王勝ち

この1敗は第4局の敗戦同様、1分将棋になってからの豊島竜王・名人の不安定さを垣間見てしまった。優勢を築いていたはずだったのに、どういうわけか、秒読みに入るとおかしな手が出てしまう。このことはソフト解析結果でも明白。

水匠2深さ25(1手最大10億ノード)で41手目以降を逆順棋譜解析した結果

先手 永瀬一致率62%(23/37) 悪手2 疑問手4
後手 豊島一致率58%(21/36) 悪手6 疑問手1

具体的には88手目の△7三歩が悪手、せっかくの角道を自ら閉ざしてしまった。
また、中盤に5四桂打という攻防の絶好手(敵龍の利きを遮断&桂跳ねが突き刺さる)があったのだが、それを見送ってしまってから流れが怪しくなったように思う。5四桂の手順がなくなっただけで永瀬は楽になった。
受けの感覚が異なる永瀬相手に攻めの自信をなくしてるのだろうか。

何にせよ、はるかに大事な名人戦がまだ残っているので、豊島竜王・名人には少々不安が残る結果になってしまった。しかし、まだまだわからない。

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