やはり私はボランティアが嫌いなのだった

以前、ボランティアに応募するようなことをしておいて、何もしなかったことがある。しなくて良かったとは思わないが、自分にはできないな、やりたくないな、と感じることはある。

オフィシャルな理由としては単に、経済を回さないから、だが、本音はタダのものの価値を多くの日本人のみならず、私自身が軽んじているから、ということになろう。

亡父が自分の著書やそのコピーをタダで配布していたことがある。おそらく配ったもののうち90%以上は1ページも読まずに捨てられるか古本屋行きになっていたに違いない。そんな勿体ないことするな!とこれまた言わなくてもいいことを私が言うものだから死ぬまで仲が悪かった。

ふとそんなことを思い出したのである。

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