1.概要・ルール
・発達障害には種類があり、どの項目に当てはまるかが重要
・チェックは3種あり各16項目
・すべてにYES、NOで答えて、YESとNOの数を紙に書いておく
・チェックが終わった後、その数により発達障害を判断
2.チェック3種✖16項目
大人の発達障害チェック①
・大勢で行動するより、一人で行動するほうが好き
・単純な作業でも、繰り返し同じことをすることが好き
・頭に考えが浮かぶとき、そのイメージを具体的に頭の中に表すことができる
・真面目に話しているつもりが「馬鹿にしている」「ちゃんと話してよ」と怒られたことがある
・人が声をかけても聞こえなくなるくらい、何かに集中することがある
・耳が異常によく、普通のひとが聞こえない小さな音が聞こえる
・商品の製造番号や飛行機の時刻表など、とくに意味のないことに関心がある
・人の表情を読むというのが苦手で、相手の顔色から気持ちを察することができない
・なにかが起きた時、それに対して人がどう思っているのか、感じているのかが推測できない
・冗談をいわれても、その言葉とおりに受け取ってしまう
・人の発言から、その真意を読み解くことができない
・複数のことを同時にこなすのが苦手で、1つのことしかできない
・優先順位の高い仕事と、低い仕事を分類することができなくて、できるものからやってしまう
・恋人がいてもどこか友達との境界線があいまいで分かりにくいと思っていて愛情がわからない
・あいまいだったりまとまりがない指示が分からない。指示が的確だと動くことができる
・話しかけられているのに、名前を呼ばれないと自分のことだと気が付けない
大人の発達障害チェック②
・何か1つのことに対して、異常な執着がある
・好きな人ができると、その人に恋人がいようが嫌な面を目撃しようが、相手を妄信してしまう
・ひとつの環境に入ると、ほかの環境へ行くことを嫌うため、転職は嫌う
・とっさの判断が苦手で、動かないといけないときに動けない
・自分の意見を伝えることが苦手で、自分の意見を理解してもらえないときがある
・ちょっとしたことでもすぐに緊張して、神経質である
・1つの考えが思い浮かぶと、その考えに固執して、人の意見をきかない
・完璧なできばえしか納得せず、自身が完璧主義者である
・運動が苦手で、どこか体の動きがぎこちない。スキップできない
・お腹いっぱいでも食べ過ぎてしまう
・頭の中で空想の世界を描くのが好きで、現実世界のことを忘れてしまう
・周りからからかわれたり、いじられ役になることが多い
・性格は内向的で静か。臆病でくよくよしがちだと思う
・子どものころから爪を噛む癖が大人になっても抜けない
・痩せている時期はほとんどなく、ふくよかな体系である
・意識していないのに、腕や足などがぴくぴくと動くときがある
大人の発達障害チェック③
・最初はいきおいよく進みだすものの途中からやる気がでずに仕上げが遅れ雑になることが多い
・計画性がなく、スケジュール通りに物事がすすんだことがない
・人との約束や決まり事、時間を忘れることがある
・時間をさいて考えねばいけないこと、やらねばならないことを、先送りして困ることが多い
・静かにだまって座っていなければいけないとき、体がそわそわしてじっとしていられない
・急に活動的になることがあり、脳と体がフル回転していてもたってもいられなくなるときがある
・興味がないことや、難しい仕事をするときに、不注意でミスをしてしまう
・1対1で面と向かって話されているのに、相手の話に集中できないことがある
・財布や鍵など、毎日いる重要なアイテムでも、どこかに置き忘れて探すことがよくある
・耳が異常によく、小さな音でも反応してしまう
・ふとしたときに、こども時代の嫌な記憶を思い出しひきずってしまう
・仕事に遅刻が多く、上司から怒られてもなおらない
・自分のデスクだけ書類やペンが散乱していて、整理整頓が苦手
・感情が爆発すると、自分でも手が付けられないほど怒り狂ってしまうことがある
・人の気持ちを考えず、普通なら失言ととらえられることを発言してしまうことがある
・車の運転技術はうまいものの、不注意で事故を起こしたことがある
3.結果診断
チェック① アスペルガー症候群
・YESの数が4つ以上→アスペルガーの疑いあり
・YESの数が8つ以上→アスペルガーの疑いが濃厚
・YESの数が11つ以上→病院で診察を受けましょう
チェック② 自閉症スペクトラム
・YESの数が6つ以上→自閉症の疑いあり
・YESの数が9つ以上→自閉症の疑いが濃厚
・YESの数が12つ以上→病院で診察を受けましょう
チェック③ ADHD注意欠如多動性障害
・YESの数が5つ以上→ADHDの疑いあり
・YESの数が9つ以上→ADHDの疑いが濃厚
・YESの数が11つ以上→病院で診察を受けましょう
大人になってからはアスペルガーとADHDが多い
これは簡易のテストなので、結果は必ずしも、発達障害であるという判断にはならない。
ただYESの数が多かった場合は、一度病院で診察してもらうことをおすすめする。
発達障害は1つではなく、合併して併発していることも多く、ADHDとアスペルガーを同時に発症している場合もある。
大人になってから分かる発達障害の多くは、アスペルガーとADHDが多い。
自閉症スペクトラムやLD学習障害は、症状が特徴的なのでわかりやすく、こどものころに判明する場合が多い。